桜ねず地単衣付下げ・薄さびブルー地つづれ帯で、お礼の集まり2018/06/03 こんにちは。 fumikoです。 本日は、先週の「舞の会」のお礼の集まりでした。 出演した弟子一同がお稽古場に勢揃いして、弟子代表がお師さんにお礼を申しあげ、心ばかりの御礼も受け取っていただきました。 その後、場所を梅田ヒルトンイーストの「聘珍樓(へいちんろう)」に移して、食事会でした。 本日のコーディネートです。 ●着物は、桜ねず地瓢柄単衣付下げ。 瓢(ふくべ)は瓢箪(ひょうたん)のこと。 季語としては「秋」ですが、ピンクの実も可愛らしいし、葉と蔓も生き生きとしているので、私は6月の単衣にも着ます。 生地は「伊と幸」の「光悦ちりめん」という、よろけたウネのある単衣向きのもの。 サラリとして着やすい着物です。 2005年頃購入。 ●帯は、京都西陣「浅田」の薄さびブルー地唐花丸紋つづれ帯。 2月20日、18日と同じです。 6月の単衣の着物には、スケスケでなければ夏帯でも大丈夫。 なのですが、本日は、このつづれ帯にしました。 ピンク系によく合う色で、大好きな帯ですから。 つづれ帯は盛夏以外の3シーズン締めることができます。 2015年購入。 ●帯揚げは、白地に濃い赤の桔梗型飛び絞り紋絽。 6月の単衣の着物には、スケスケでなければ夏用でOKです。 これは、絽目が少ないので透け感が少なく、6月初旬から9月下旬まで使います。 ●帯締めは、東京上野「道明」の高麗組「平家納経」シリーズ。 私は、夏用の帯締めをあまり持っていません。 これは夏にどうかな、と迷っていたら、 今発売中の「美しいキモノ」2018夏号の147ページで、女優の岡田茉莉子さんが「平家納経」シリーズを締めていました。 もちろん夏の装いです。 私も夏にも使うといたしましょう。 食事会では、皆様の感想を伺って、私も舞台に出たときのことを思い出しました。 私が舞台の襖の後ろで形を決めると、小鼓がポポポポとなって、脇にいた方の合図で襖を両側から開けてくれました。 お客様が「ホー」と息を吐いたように感じました。 私はほとんど見ていないのですが、座敷のセットが舞台全面に組まれているのです。 「大平(おおひら)」という舞台です。 地唄舞は、屏風に燭台のみの舞台が多いので、少しビックリされたのでしょう。 その後おもむろに「シャン」と三味線が始まり、唄が始まります。 私は、右手に巻いていた袖をゆっくり下ろして、そこから約13分間の舞でした。 舞台から見た客席の様子が忘れられません。 ズラリと並んだ人影が目に映り、そこからジッと視線を感じます。 ゾクゾクするほどの「非日常」でした。 お師さん、 先輩方、 舞台を支えてくださった多くの方々、 そして何より見に来てくださったお客様、 本当にありがとうございました。 |
▽コメントコメントの投稿 |