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fumiko先生のキモノ手帖

ゆかしい「きもの」を軸にして、季節の行事と日本のしきたり、お茶、日本舞踊、能などについて、日々の発見や思いをつづります。     小さな「きもの教室」(難波市民学習センター)の、過去・現在・未来の生徒さんたちへの通信も兼ねて。
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 上田紬・イカット名古屋帯で、「逸翁美術館」へ 

2018/03/07
こんにちは。
fumikoです。



本日は、大阪府池田市「逸翁美術館」に行きました。
逸翁美術館開館60周年記念展第五幕「応挙は雪松、呉春は白梅。」です。

チラシの裏面には、
円山応挙が率いた円山派の画家達の作品、呉春に代表される四条派の作品を陳列し、同じ時代を駆け抜けた画家達が織りなす、華やかな京都画壇の魅力を紹介します。
とありました。



本日のコーディネートです。
●着物は、長野県「高澤織物」のブルーグレー地極細縞上田紬。
20180307 2 
2月17日、12月2日と同じです。

上田紬は、信州紬の一つ。
信州紬は、長野県全域で生産される織物で、1975年に経済産業省(当時の通商産業省)から伝統的工芸品として指定されています。

上田紬は、いくつかの機屋さんが健在で、若い人も活躍しているとのこと。
ぜひ、頑張って欲しいです!

●帯は、茶色と紺色のイカット名古屋帯。
20180307 4

イカットとは、インドネシアの絣織のことです。
ひとくちにインドネシア、と言っても島によって模様の特色があります。

私の帯は「スンバ島」のイカット。
本日は背中に隠れていますが、獅子文や首架文などがあります。

「獅子文」は、1602年設立の東インド会社によるオランダ統治時代の名残の一つ。
かつてのオランダ王国の紋章とも銀貨の模倣とも伝えられるそうです。

「首架文」は、部落間での戦いで首狩りをして、敵の頭部を飾っていた首架のデザイン。
ギョギョですが、デザインとしては可愛らしいです。

見えているのは、「鶏」や「犬」ですね。
身近な生き物、ということでしょう。

本日のような個性のない着物には、多少なりともパンチのある帯を合わせたいものです。

●帯揚げは、薄ピンク地にグレーの飛び絞り紋縮緬。
3月4日と同じです。
20180307 3

●帯締めは、白に黒のライン龍村の布つき。




本日の約50点の作品は、本当に素晴らしいものばかりでした。
 
そして、それら一つ一つに添えられたキャプションも、読み応えがありました。
少し長めですが、作品数も見学者数も少なめですから、大丈夫。
学芸員さん、素晴らしいです!

円山四条派といって、ともすれば一つとして語られがちな円山派と四条派。
しかし、世界が違うんですね。
館内の解説と同時に本物の絵を見せていただくと、実感できました。


3月11日(日)までです。
20180307 5

お薦めの展覧会です。





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プロフィール


fumiko

Author:fumiko
1954年生まれ
大分県別府市出身
大阪市在住

【きもの教室(お抹茶つき)】
●開催日:月1回 Aクラス=火or木曜日 Bクラス=木曜日or金曜日 
●時間:18:45~21:00
●場所:大阪OCAT4階「大阪市立難波市民学習センター」和室
●内容:外出着の着装・お抹茶のいただき方 
●お問合せ:コメント欄をご利用ください。
※いつからでも始められます。始めた月から12ヶ月以上続けることをお薦めします。

【資格】
●公益社団法人全日本きものコンサルタント協会会員(1級きものコンサルタント) 
●表千家茶道講師
●中高教員免許(国語)

【趣味】
●きもの:2010年に装道礼法きもの学院大阪校入学。現在は礼法科に在籍。
●茶道:中2から始め、今も稽古に通っています。
●日本舞踊:若い頃に10年ほど稽古し、2013年再開。
●能鑑賞:2016年から積極的に見始めました。


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