fumiko先生のキモノ手帖

ゆかしい「きもの」を軸にして、季節の行事と日本のしきたり、お茶、日本舞踊、能などについて、日々の発見や思いをつづります。     小さな「きもの教室」(難波市民学習センター)の、過去・現在・未来の生徒さんたちへの通信も兼ねて。
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 羽衣(天人)の装束は? 

2016/08/30
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fumikoです。
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本日は、能装束について。
8月26日の記事で書きましたが、能楽をもう少し勉強したいと思っています。

一番興味があるのは、装束。

25日に観た「羽衣」は、すごくポピュラーな演し物のようです。
片山九郎右衛門さんの天人の装束は、あれは何だったんだろう?

少し調べてみました。


京都の「佐々木能衣装」さんのページがわかりやすかったので参考にしました。
装束の種類の一覧です。


能装束の種類


表着(うわぎ)=装束を着用した際に一番上に着るもの。
1 唐織(からおり) 
2 厚板(あついた)
3 長絹(ちょうけん)舞を舞う女性の役が主に使用する優雅な装束です。袖は二巾でたっぷりとしていて、身頃の両脇は縫わずに空いています。絽や紗の生地に金箔・色糸で文様が表されます。「羽衣」などにも。
 20160829 長絹 紫地花車に市松文様長絹
  (紫地花車に市松文様長絹)
4 単法被(ひとえはっぴ)
5 舞衣(まいぎぬ)
6 水衣(みずごろも)
7 直垂(ひたたれ)
8 素襖(すおう)
9 袷法被(あわせはっぴ)
10 側次(そばつぎ)
11 狩衣(かりぎぬ)
12 直衣(のうし)

着付け(きつけ)=表着の下に着込むもの。
1 唐織
2 厚板
3 白綾(しろあや)
4 白練(しろねり)
5 熨斗目(のしめ)
6 縫箔(ぬいはく)=唐織と双璧をなす豪華な装束。唐織は織物ですが、縫箔は繻子(しゅす)地に金箔と刺繍で柄を置いています。腰巻きにして「羽衣」などの女性役のほか、長絹の下の着付けとしても使います。
20160830 紅入縫箔 赤地菱に藤模様
 (紅入(いろいり)縫箔赤地菱に藤文様)
7 摺箔(すりはく)

袴類
1 大口(おおくち)
2 半切(はんぎり)
3 長袴(ながばかま)(素襖下)
4 緋長袴(ひのながばかま)
5 指貫(さしぬき)
6 直垂の袴
7 稚児袴(ちごばかま)

その他の小物類
1 腰帯(こしおび)
2 鬘帯(かづらおび)
3 角帽子(すんぼうし)
4 頼政頭巾(よりまさずきん)

など。



資料と記憶を照らし合わせると。

前半は、白練の着付けに、「縫箔」の腰巻き。かな?
腰巻き=小袖の上半身部分を、袖を通さずに腰に巻き付ける方法。
白の着付けは、「上半身は裸体」ということらしいです!

キャー!!

このチラシの写真です。
20160825 能楽チャリティ公演チラシ  
天人が水浴びしているところだからしかたがないよね。


後半は、こんな感じ。
20160830 羽衣
(資料)

「白地長絹」をまとっていました。

美しく透ける「白地長絹」は、そーかー、天の羽衣なのねー。



装束は、観る者への、重大なメッセージ。






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プロフィール


fumiko

Author:fumiko
1954年生まれ
大分県別府市出身
大阪市在住

【きもの教室(お抹茶つき)】
●とき:月1回 火or木曜日 18:45~21:00
●場所:大阪OCAT4階「大阪市立難波市民学習センター」和室
●内容:外出着の着装・お抹茶のいただき方 
●お問合せ:コメント欄をご利用ください。

【資格】
●公益社団法人全日本きものコンサルタント協会会員(1級きものコンサルタント) 
●表千家茶道講師
●中高教員免許(国語)

【趣味】
●きもの:2010年に装道礼法きもの学院大阪校入学。現在は礼法科に在籍。
●茶道:中2から始め、今も稽古に通っています。
●日本舞踊:若い頃に10年ほど稽古し、2013年再開。
●能鑑賞:2016年から積極的に見始めました。


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