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fumiko先生のキモノ手帖

 ゆかしい「きもの」を軸にして、季節の行事と日本のしきたり、お茶、日本舞踊、歌舞伎、文楽、能などについて、日々の発見や思いをつづります。   小さな「きもの教室」(難波市民学習センター)の、過去・現在・未来の生徒様たちへの通信も兼ねて。
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 灰緑地江戸小紋単衣・麻地生成り色名古屋帯で、日本舞踊の稽古 

2020/09/18
こんにちは。
fumikoです。



昨日ですが、日本舞踊の稽古でした。

昨日のコーディネートです。
●着物は、灰緑地江戸小紋単衣。
20200917 4
写真では緑味が消えて、ほとんどグレーに写ってしまいました。
「東レシルック」ですが、これは、まあまあドレープ感が出ます。
汗が顎先から上前にポタポタ落ちましたが、乾けば跡形もありません。
稽古や仕事には、本当に役に立つ着物です。

●帯は、麻生成り地九寸名古屋帯。
20200917 3
またまた登場。
1996年、阪神百貨店の「むら田」で購入しました。
当時の店長さんが、
「夏用座布団の生地ですが、黄色の芯を入れて帯にしたら面白いですよ」
と、薦めてくれました。
「むら田」は、私にとっては、近所の頼りになる呉服店。
10月以降、私は路頭に迷いそうです。
(9月末で阪神百貨店が呉服部門を廃止します)

●帯揚げは、白地に青の飛び絞り絽縮緬。
これも「むら田」です。
20200917 1

●帯締めは、「平田紐」白に紺茶振り分け丸組。
昨日の、何でもない着物と帯が、少しピリッとしました。
やはり、小物は大ものです。



明日も、皆様にとって良い日でありますように。





 地唄「珠取海女」(20) 

2020/09/17
こんにちは。
fumikoです。



本日は、日本舞踊の稽古でした。
地唄「珠取海女」を稽古しています。


本日は、
・腰を低くすること
・足を後ろに引くときは、真後ろに引くこと

この2点は、いつもお師さんに注意されるので、今日こそは言われないようにと、心に決めて行きました。

なんとか、それらだけは、本日はクリアできたようです。
次は、本日のご指摘の主なものです。
あー、まだまだです。
どうか読み飛ばしてくださいませ。

序盤です。
「深き心は真珠島」
「まー」のところは、後ろ上手45°の跪坐で籠を額の前に左手で上げて顔は真後ろを向き、右手は右に下ろしていますが、そのとき、「もっと背中思い切り反って!」と。
右足首の柔らかさと、かなりの腹筋が必要。
うう・・・。
「位も高き紫の」
「たかき」では、上手45°の跪坐から両手のひらを3回こすり合わせますが、手の動きは自分の膝の幅くらい。
ここは大きく動くと「踊りになる」とのこと。
あくまで「舞い」です。
「色を隠して身をやつし」
「みーをー」では、下手45°で両袖口を合わせますが、上手を見ながら両袖口に顔を隠します。
上手に美しい貴公子がいる、というわけです。
見たいけれど恥ずかしい、乙女心。
「妹背言葉に末かけて」
このあと、後ろ向きで横座りになるとき、左手は普通に左横に。
私は、後ろに左手を置いていました。

終盤です。
「逃げんとすれば守護神追っかく」
最後の「く」で、下手奥で上手45°に振り返りますが、両手で持っている扇子を傾けないこと。
この上に「珠」が載っている体ですから、傾けたら「珠」が落ちます。
「竜宮のならいに死人を忌めば」
「しにんをいめば」では、正面を向いて跪坐、両手は両腿の上で、顎を上げて下手上手の順に橫に顔を振ります。
濡れた額の髪を振り払う体です。
顔を下から振り上げないこと。
「海上に浮かび出でたり」
「うかびいでたり」では、正面を向いて右足を引いてかがみ、浮かぶように伸び上がりますが、そのときの左手は、斜め下、自分のお腹の前くらい。


本日も、顎先から汗が落ちました。

能「海士」に基づく舞いですから、芝居がかった振りが多いです。
大きく動くところと上品に小さく動くところがありますが、とにかくお師さんのマネをすることが一番の近道。
自分の判断で、安物くさい芝居にならないように気をつけたいです。

本日のきものは、
20200917 2

コーディネートは、後日にいたします。


明日も、皆様にとって良い日でありますように。





 桜ねず色無地単衣・塩瀬地秋草文名古屋帯で、「きもの教室」 

2020/09/16
こんにちは。
fumikoです。



先日ですが、「きもの教室」でした。

その日のコーディネートです。
●着物は、「東レシルック」桜ねず色無地単衣。
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ピンクに見えませんが、ピンクです。
生地が硬めなので、美しいドレープとは言えません。
他の機能性を愛することといたしましょう。

●帯は、鳥の子色塩瀬地秋草文名古屋帯。
20200913 5

秋草の中に、笠と杖、貝が描かれています。
古典ファンなら、「あら?」とお気づきでしょう。
「奥の細道」の終焉の地、大垣での松尾芭蕉の句、
「蛤のふたみに別れ行く秋ぞ」
を想定した、留守模様と言えます。
留守模様とは、人物を描かず、関連した器物だけで物語の一場面を想定させる模様のこと。
源氏物語の一節などの雅な王朝ものが一般的ですが、あえて「奥の細道」が面白いと思いました。

何となく地味ですし、季節も限定的(9月後半~10月初旬くらい?)なので、あまり登場する機会がありません。
この時季にピンクの着物に合わせるのが、今のところの着地点です。

●帯揚げは、白地に濃い赤の桔梗型飛び絞り紋絽縮緬。
私のいつものです。
20200913 2

●帯締めは、「道明」4色段奈良組。
この帯締めは、私にとって、無敵です。
今どきのことばで言うなら「テッパン」でしょうか。

女々しくなく、女らしい。
大人っぽく、かつ可愛らしい。

こんな無理難題をかなり解決してくれる気がします。



「道明」は、10月中旬に大阪高島屋で催事があるようです。
なかなか本店までは行けないので、こういう機会に見せていただくつもり。
飛んで火に入る夏の虫、です・・・。


明日も、皆様にとって良い日でありますように。





 墨色地線模様流絽小紋・麻生成り地名古屋帯で、お茶の週稽古 

2020/09/15
こんにちは。
fumikoです。



先日ですが、お茶の週稽古でした。

その日のコーディネートです。
●着物は、墨色地線模様流絽小紋。
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御他聞に洩れず、6月から9月OKの着物です。
東京「きもの英」のポリエステル素材。
そろそろ今シーズンは最後かもしれません。

●帯は、麻生成り地九寸名古屋帯。
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芯の黄色が透けています。
絽目のない九寸帯なので、6月から9月までOK。
これもそろそろ今シーズンは最後かもしれません。

●帯揚げは、4色壺垂れぼかし絽縮緬。
ポッテリした絽縮緬は扱いやすいです。
20200912 1

●帯締めは、「道明」白に朱ぼかし紺縁冠組。
お茶の稽古なので、目立たないものにしました。



本日、以前のお茶の師の訃報を受け取りました。
お茶の深さと楽しさを教えていただいた師でした。

心からご冥福をお祈りいたします。





 薄茶地草花文よろけ絽小紋・麻生成り地絵皿文名古屋帯で・・・ 

2020/09/14
こんにちは。
fumikoです。



先日ですが、日本舞踊の稽古でした。
その日のコーディネートです。

●着物は、東レシルック薄茶地草花文よろけ絽小紋。
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6月から9月まで役に立つ東レシルックです。
そろそろ最後かもしれません。

●帯は、麻生成り地絵皿文名古屋帯。
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かなり大きめの柄。
私は、太鼓の決め線に柄を少し入れて、背中に余白があるのが好みです。

●帯揚げは、白と藤色の振り分け絽縮緬。
ポッテリと厚みのある絽縮緬ですから、形が作りやすい気がします。
20200911 1

●帯締めは、栗梅色四分紐。
少し短めで、本来は足の大きい帯留め用だと思います。
私は、普通に帯締めとしても使います。
この色のおかげで、夏着物も秋の風情になりました。



本日の早朝、少し郊外に出かけたら、道端で虫の声が聞こえました。
これまでも鳴いていたのかも知れませんが、私は初めて気がつきました。
少し秋の気配です。

明日も、皆様にとって良い日でありますように。




 教室だより 2020/09/13 

2020/09/13
こんにちは。
fumikoです。



本日は、「きもの教室」でした。

こんなご時世ですから、
「きもので外出は、何となくはばかられる」
という方もいらっしゃいます。
(お茶の月例研究会も、そういう方のために、洋服OKとなっています。)

そんな中、熱心に教室に来てくださる生徒様に、感謝です。
今、手を休めずに稽古しておくことが、きっと嬉しい結果につながるはず。
頑張りましょう。

本日も良い稽古ができました。
4名様がご出席でした。
20200913 1

生徒の皆様は、ほとんど、手順は身につけておられます。
次は、①時短と、②着るときの優雅な動き、です。

本日のポイントは、「必要なものだけをまとめておくこと」、といたしました。
上記①②を手に入れるための大事な準備です。

どういう順番で用意するか、今の季節の私の例です。
①着物を決めて、その畳紙の上で帯と小物を決める。
②その小物を着物の橫に置いて、そこに帯枕と帯板を置いて、その上に帯を重ねる。
③その脇に、仮紐(私は2本)を、紐の中心がすぐ取れるようにして置いておく。
これで帯関係は終わり。
④着物の上には、衿芯を通した長襦袢(胸紐付き)を置く。
⑤帯と反対側の着物の橫に、足袋、下着(ステテコ・肌襦袢)、補整(ガーゼ付きタオル、ヒップパット)、紐(腰紐・伊達締め2本)、きものベルト、クリップを置きます。
これで、着物関係は終わり。
⑥最後に、バッグとその中身、草履を決める。

これで準備終了です。
季節が進めば、コートやショールを決めます。

ここまでを、私は基本的に着る日の前夜までにします。
当日は、何も考えずに、手順どおり着るだけ。

大事なことは、「不必要なものが畳紙の上にない」こと。
着終わると、仮紐とクリップしか残りません。

紐などは椅子の背もたれを利用するのも良いですね。
どうかご自分で工夫して、それぞれの居場所を確保してください。


本日の私のきものは、
20200913 3
背中のシワはご愛敬。
コーディネートは、また後日にいたします。



教室終了後、「装いの会」という「装道」のイベントに出かけました。
「装いの道」の和装品は、このごろデパートや呉服店で買えなくなっています。
ネットショップも欠品だらけ。
しかし、そこで学んだ者にとっては必需品です。
もう少し買いやすくなってほしいものです。

本日は、美容衿、ヒップパット、帯板などを購入しました。
まだ学院は再開していないとお聞きして驚きましたが、先生方や事務所の方も、皆様お元気そうで何よりでした。


明日も、皆様にとって良い日でありますように。





 お茶の週稽古 2020/09/12 

2020/09/12
こんにちは。
fumikoです。



本日は、お茶の週稽古でした。

先週に引き続き、「竹台子(たけだいす)一ッ飾り」でした。
「竹台子」という大棚の地板中央に風炉釜を据え、天板の右3分の1に茶器を飾ります。

本日は、「二飾り」から始めました。
「初飾り」は、建水に柄杓と蓋置きそろえて運び出しますが、「二飾り」は柄杓と蓋置きが既に風炉釜の左に飾られている状態。
建水だけを運び出し、蓋置き、柄杓を順に定位置において一礼し、居ずまいを直し・・・、と、いつものように始まります。

床には、十二代久田宗也尋牛斎宗匠の短冊「海月澄無影(かいげつすんでかげなし)」でした。
海上の月が影もとどめず、澄清であること。
心中に一点の妄念もないことのたとえ。
(「茶席の禅語選」というサイトを参考にしました)
禅語ですから、季節はいつでも良いのでしょうが、明月はやはり秋がふさわしいようです。


本日は、入会間もない方の席でお茶をいただきました。
先生が、足の運びや道具の位置などを、丁寧に教えておられました。
これは本当に勉強になりました。
何気なくしている動作ですが、袱紗の捌き方なども分解すると「ナルホド」でした。


本日の私のきものは、
20200912 3
夏着物です。
コーディネートの詳細は、後日にいたします。


大阪は、本日の最高気温は34°だったとのこと。
表千家では、「天然忌」までは薄物で良いことになっているようです。
とりあえず、本日は助かりました。

来週は、本気で透けない着物を考えます。

どうか、秋の気配が近づきますように。





 地唄「珠取海女」(19) 

2020/09/11
こんにちは。
fumikoです。



本日は、日本舞踊の稽古でした。
地唄「珠取海女」を稽古しています。

約19分の大曲です。
第15回で、やっと最後まで振りを教えていただきました。
間に自粛期間もあったので、行きつ戻りつ、です。

本日もしっかり教えていただきました。
お師さんにご指摘いただくたびに、
「あー、・・・(言葉なし)」、
と、納得です。

ご指摘の主なものです。
私ができていないだけですので、どうか読み飛ばしてくださいませ。

中盤です。
「一つの利剣を抜きもって」
このあと、舞台中央に出るとき、あまり前に出てこないこと。
あとでだんだん前に出るから。
「煙の波を」
真横ではないが、あまめに上手45°に出る。
左回転するときは、静かにクルーッと。
「しのぎつつ」
真横ではなく、あまめに下手45°に出る。
「海漫漫と」
構えたとき、扇子を前・内に向ける。
「分け入れば」
両手をしっかりお腹に寄せてから、ポーンと開く。

後半にはいったところ。
「我を別れて」
開いた扇子は、跪坐の右足橫でつまむように持つ。
立って自分を指すときもつまむように持ったまま。
その方が持ちやすいし、手が小さく見える。
「涙にくれていたりしが」
扇子が開いた状態で構え直すとき、肘を上げて締めるだけ。
手首を外に回さないこと。

終盤です。
「かくて浮かび出でたれども」
ここも、開いた扇子を自分の前に動かすとき、肘を上げて締めるだけ。
手首を外に回さないこと。
「五体は続かず」
まず正面まで身体をひねり、左回り、下手45°まで。
右足は左足の真後ろ(前から見えない位置)。
身体を正面までひねり、右回り、上手45°まで。
左足は右足の真後ろ(前から見えない位置)。
手は手のひらで身体を支えるように。



本日のきものは。
20200911 3

コーディネートの詳細は、後日にいたします。
この夏、この着物もこの帯もよく登場していますが・・・。



大阪の明日の最高予想気温は33°。
残暑はいつまで続くのでしょう。
毎日、何を着ようか悩んでいます。


明日も、皆様にとって良い日でありますように。





 黒地紗紬風・肌色地丸紋夏名古屋帯で、古い知り合いと・・・ 

2020/09/10
こんにちは。
fumikoです。



本日は、学生時代の知り合いと会うことになりました。
ほぼ40年ぶり。
電話の声では、40年前の姿がはっきり目に浮かびます。
ところが、「待ち合わせで、お互いが分からないかも」と彼女が言うので、
「なら、私、きもの着ますね。」ということになりました。

会えばすぐ分かって、私からのお願い事も無事に引き受けていただけました。

「きもの」から話も弾み、40年のブランクは嘘のようでした。
やはり、本日も「きもの」に力をいただいた1日でした。

本日のコーディネートです。
●着物は、東レシルック黒地紗紬風。
20200910 2
残暑は油断大敵、本日はやはり夏着物にしました。
黒は洋服に多い色ですし、生地にシャリ感があるのでラインは直線的です。
お会いする彼女は着物とは無関係の方なので、はんなりは避けました。

●帯は、肌色地丸紋すくい織夏名古屋帯。
20200910 4

この帯の丸紋は金糸交じりで格調があるので、小紋や軽い付下げにも合う帯です。
本日の着物はしゃれ着ですが、この帯を締めることで、少し格上げすることができたと思います。

●帯揚げは、茶地小紋柄絽縮緬。
帯にインパクトがあるので、あまり目立たないものを選びました。
20200910 1

●帯締めは、「道明」高麗組平家納経シリーズ「妙音品」。
帯の色に馴染ませました。



ところで皆様は、マスクはどういうタイプをお使いですか?
私は、本日、初めてポリエステル地の「100回洗えるマスク」を使ってみました。
これまで使っていた不織布より、ずいぶん呼吸が楽です。
「感染を完全に防ぐものではありません」とありますが、少なくとも自分の飛沫拡散防止には役に立つでしょう。

「新しい日常」は、まだまだ工夫の余地がありそうです。


明日も、皆様にとって良い日でありますように。




 極薄ピンクベージュ単衣・グレー地名古屋帯でお茶月例研究会 

2020/09/09
こんにちは。
fumikoです。



数日前ですが、お茶の月例研究会でした。

その日のコーディネートです。

●着物は、極薄ピンクベージュ無地紋縮緬単衣。
20200906 3
ほぼ、壁と一体化しています・・・。

ウロコ印「大塚」の生地で、「善之助」といブランドです。
20200906 5
絽目はほぼありません。
この頃多い「6月から9月までOK」のタイプです。

この日は、「且座」の東(とう)を勉強することが決まっていたので、無地にしました。

●帯は、グレー地ぜんまい入り格子柄名古屋帯。
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袷~単衣の時季に締められる帯です。
グレーはピンクと好相性。
ピンクが大好きな私には、心強い味方です。

●帯揚げは、白と藤色の振り分け絽縮緬。
あまり目立たない帯揚げにしました。
20200906 1

●帯締めは、「道明」高麗組平家納経シリーズ「妙音品」。
大ざっぱに言うと、臙脂色・山吹色・鳥の子色・砂色、の4色。
ピンクに合うと思います。



本日、地下鉄に乗ったら、冷房が寒くて震えました。
気がつかないうちに、確実に、季節は動いているようです。

はて、明日は何を着ましょうか・・・?




 墨色地線模様流絽小紋・肌色地丸紋夏名古屋帯でお茶の週稽古 

2020/09/08
こんにちは。
fumikoです。



先週ですが、お茶の週稽古に行きました。

その日のコーディネートです。
●着物は、墨色地線模様流絽小紋。
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「きもの英」のポリエステル素材です。
「流絽」という言い方は、オリジナル用語かも知れません。
竪絽の変形で、6月から9月までOkの素材です。

●帯は、肌色地に丸紋すくい織夏名古屋帯。
20200905 4
丸紋は、経糸も緯糸も絣足が出ていて、ボンヤリしているところが味と言うべきでしょう。
丸紋の中の唐花が、写真でははっきり見えませんが、すくいの技法のようです。
6月から9月までOKの夏帯ですが、私は、8月の立秋を過ぎた頃から締めます。

●帯揚げは、白地に黒の小さい飛び絞り紋絽縮緬。
白と言っても、生成りに近い地色です。
帯の赤味が印象的ですので、帯揚げには赤を加えません。
20200905 1

●帯締めは、白に黒筋龍村織物の布つき。
これも、白と言っても生成りに近い色です。
厚みがあるので盛夏には向きませんが、9月なら許せそうです。




この頃は、この日の着物のようなタイプの生地が増えました。
逆に、本当に盛夏向きの三本絽の小紋などをあまり見なくなりました。

暑中見舞いを出す時季の、本当の盛夏に小紋を楽しむ人が激減しているのでしょう。
きもの好きにとっては、何とも残念なことです。
(かく言う私も、今年はそういう小紋を着ずじまいでした・・・)


明日も、皆様にとって良い日でありますように。





 紺地細縞夏大島・グレー地格子柄名古屋帯で日本舞踊の稽古 

2020/09/07
こんにちは。
fumikoです。



先週ですが、日本舞踊の稽古に行きました。

その日のコーディネートです。
●着物は、紺地細縞本場夏大島紬。
20200903 2
透け透けではありませんが、夏大島です。
購入するときは「6月から9月まで着てくださいねー」とのことでした。

●帯は、グレー地ぜんまい入り格子柄名古屋帯。
20200903 4
この日は、夏帯で良いと思いました。
でも、残念ながらこれは夏帯ではなく、単衣から袷の帯です。
この日は、午前中に他の用事もあったので、「きちんと感」を優先しました。

●帯揚げは、白地に濃い赤の桔梗型飛び絞り紋絽縮緬。
私のいつものです。
20200903 1

●帯締めは、「道明」冠組青朽ち葉。
紺色や黒の着物によく合います。



稽古は予約制です。
この日は、前の方の「江戸土産」と次の方の「袖香炉」の稽古を橫から少し見せていただきました。

お二人とも素敵です。
自分ももっと頑張ろう、と元気をいただきました。
ありがとうございました。


明日も、皆様にとって良い日でありますように。







 お茶の月例研究会 2020年9月 

2020/09/06
こんにちは。
fumikoです。



本日は、お茶の月例研究会でした。

課目は、
・お茶湯(おちゃとう)
・且座(さざ)(千家七事式)
・軸飾り(飾物五箇条)
・茶入れ飾り(飾物五箇条)
・茶碗飾り(飾物五箇条)
・茶杓飾り(飾物五箇条)

「お茶湯」とは、仏前や祖師、霊前に供える茶のこと。
天目台にのせた天目茶碗を用いて、湯を入れた中に抹茶を落とし、茶筅で攪拌はしません。
茶巾も使いません。
道具を人間とは共用しないということだそうです。
ちなみに、献茶式のときは、茶巾も茶筅も使いますが、必ず新品を使うとのことでした。

「且座」は、千家七事式の一つ。
家元の「天然忌」では、必ずこの「且座」が「竹台子一つ飾り」で催されます。
なので、9月の研究会では、毎年「且座」が研究課目となります。

本日、私は、「且座」の東(とう)を勉強いたしました。
「東」は、いわば亭主。
全体の司令塔です。
正客には花を、次客には炭を、三客には香を依頼し、自分は濃茶を点てて、半東に薄茶を点ててもらいます。
濃茶は、コロナの影響下の今は各服点てなので、正客以外は水屋から出してもらいました。
足の運びなどを宗匠にご指摘をいただきながらでしたが、久しぶりの濃茶(一人分の濃茶は難しい!)を楽しみました。

気になる「み菓子」は、立派な一房のシャインマスカットが用意されていました。
宗匠曰く、「ほんまは、これはアカン」と。
本来の「み菓子」は、もう一手間掛けないと食べられないもの、とのこと。
そう言えば、丸ままの柿とか梨とかが多い気がします。
シャインマスカットはこのまま食べられるから「アカン」らしいです。
こんなに上等でないブドウなら良いようですよ。

「飾物」は、2番目に「壺飾り」を加えて全部で五つあります。
この順番は、歴史の古い順なので、変えることはできません。


本日の私のきものは、
20200906 2
着物は白のように見えますが、薄いピンクベージュです。
コーディネートは後日にいたします。



検温、手指の消毒、マスク着用、換気、道具の消毒など、コロナ感染拡大防止の対策を取りながらの研究会です。
宗匠のご配慮に感謝あるのみ。

実生活にもお茶の心を生かせるよう、精進したいです。


皆様にとって、明日も良い日でありますように。




 お茶の週稽古2020/09/05 

2020/09/05
こんにちは。
fumikoです。



本日は、お茶の週稽古でした。

9月の稽古は、竹台子(たけだいす)か長板の一つ飾りが、私の通う稽古場の習いです。
本日は、竹台子一つ飾りでした。

表千家家元では、9月13日に、中興の祖といわれる如心斎に敬意を表するために、「天然忌」が行われます。
(今年は、一般の参加はなしで、家元内々に営むとのこと。)
その「天然忌」では、竹台子一つ飾りで、如心斎が完成させた七事式の一つである「且座(さざ)」が催されます。

そういうことで、稽古場の9月は竹台子か(点前が似ている)長板となっているようです。

竹台子とは大棚の一つで、上下の棚板が桐生地で柱は白竹です。
一つ飾りは、地板中央に風炉釜を置き、天板右から3分の1に茶器を置く飾り方のこと。

本日の点前のポイント
・水指は左斜めに向かって置いて、立って左に回って下がる。
・茶碗は棚前中央に仮置きし、茶器を棚前右寄りに置く。(棗は右手のみ、棗以外は右左右で置く)
・蓋置きは、風炉の前やや左寄りに置く。(杓の節が風炉の中央にくるように)
・しまうとき、柄杓と蓋置きは風炉の左に飾る(二飾り)。
・茶碗を棚前中央に仮置きし、茶器を天板に飾り、茶碗を右左右の三手で客付に戻す。

本日、先生に教えていただいたこと
・袱紗で茶器を清めるときは、袱紗の真ん中を使う気持ちで。
・お茶を掃くとき、棗以外(本日は中継ぎ)の茶器の蓋は、茶碗と自分の膝の間に置く。
・点前にメリハリを。例えば茶碗を湯で温めるときはゆっくり、捨てるときはサッと、など。
どれも、基本でありながら、目から鱗でした。
ありがとうございました。



本日の私のきものは、
20200905 3
コーディネートは、後日にいたします。



明日も、皆様にとって良い日でありますように。





 地唄「珠取海女」(18) 

2020/09/04
こんにちは。
fumikoです。



昨日ですが、日本舞踊の稽古でした。
地唄「珠取海女」を稽古しています。

昨日、教えていただいた主なこと。
私の備忘録です。
適当に読み飛ばしてくださいませ。

「初め」
下手奥で、立って褄を取るとき、裾を引いているから、グーッと身体を左にひねること。
すでに舞いは始まっているのでした。
「位も高き紫の」
「むら」のとき、右手を袖の中に入れて帯の下線を撫でるが、身体はひねらずに真っ直ぐむいたまま。
「賤しき海女の磯枕」
その後のツンテンで左手を床につくが、遠くに左手を出さずに、すぐ下につくこと。
「海(かい)漫漫と分け入れば」
「分け」のとき、両手を手首あたりでクロスするが、右手(扇)が上、左手が下。
「取り得んことは不定なり」
「不定なり」で回転する前、右足はきちんと自分の真後ろに引く。
また、回転するときは、下を向かず目の高さを見る。
師曰く「初めから下向いてたら、次に泣いても、何してるか分からん」と。
ホンマです。
「波に揺られて入りにける」
「いり」で正面を向いてまず止まる。
師曰く「すぐ座ってしもたら、あと、することないで」と。
なるほど。


昨日も顎から汗が落ちました。
まだまだ五里霧中ですが、丁寧に稽古したいと思っています。

昨日のきものは、
20200903 3
コーディネートは、後日にいたします。


明日も、皆様にとって良い日でありますように。





 「コーディネート」8月のまとめ 

2020/09/03
こんにちは。
fumikoです。



8月は、教室や稽古以外に少しお出かけもしました。
本日は、8月のまとめです。

1 「きもの教室」
20200802 5

2 京都御所「高御座唐の一般参観」
20200806 5

3 日本舞踊の稽古
20200807 1

4 お茶の週稽古
20200808 1

5 日本舞踊の稽古
20200809 3

6 奈良国立博物館「正倉院宝物再現模造」
20200812 4

7 日本舞踊の稽古
20200821 1

8 「きもの教室」
20200822 4

9 国立文楽劇場「友五郎の会」
20200823 4

10 日本舞踊の稽古
20200829 2

11 歌舞伎愛好会月例会
20200830 4



お気に入りは、やはり、何度か着ています。

私は、「持っている着物をまんべんなく着よう」とは考えていません。
「そのとき一番着たいものを着る」だけです。

「きもの」に、そのときの私が映っている、かも知れません。



明日も、皆様にとって良い日でありますように。




 薄茶地草花文よろけ絽小紋で、日本舞踊の稽古へ 

2020/09/02
こんにちは。
fumikoです。



先週ですが、日本舞踊の稽古に行きました。
その日のコーディネートです。

●着物は、東レシルック薄茶地草花文よろけ絽小紋。
20200829 2
この夏も何度か着ました。
東レシルックですが、身に添うドレープ感は絹に負けません。
私にとって、お役立ち着物です。

●帯は、水色に紺の格子生紬名古屋帯。
20200829 4
主に単衣用の帯ですが、私は6月と立秋を過ぎた頃から9月まで締めます。
この日の着物のような薄茶系がよく合うようです。

●帯揚げは、水色地赤の飛び絞り絽。
いつもの白地ではなく、帯に合わせて水色地にしました。
20200829 1

●帯締めは、深緑白筋高麗組。
帯に馴染ませました。



明日も良い日でありますように。





 薄ブルー地橫段竪絽小紋・黒絽塩瀬地御所解模様名古屋帯で 

2020/09/01
こんにちは。
fumikoです。



9月になってしまいました。
今月のおよそのコーディネートを考えてみたのですが、当然ですが、透けない単衣の着物が登場します。
へーっ?!
本当にこれを着る気候になるのか、と疑います・・・。


さて、本日は、先日の国立文楽劇場「友五郎の会」に行ったときのコーディネートです。
●着物は、薄ブルー地橫段竪絽小紋。
20200823 2
竪絽は、普通の絽より長い期間着ることができるとされています。
期間は「6月から9月」としている記事が多いのですが、私は6月と立秋から9月初旬までを目途にしています。
大人しい色ですが、柄が案外はっきりするので、軽い付下げ感覚です。

●帯は黒絽塩瀬地御所解模様名古屋帯。
20200823 4

この帯を購入するとき、お財布事情も含めて大いに悩みました。
「似たような帯、持ってるかも・・・」とか、
「もう一つの方が着回しがきくかも・・・」とか。
でも、この帯が「心から、本当に、欲しい!」と確信したので、踏み切りました。

特に夏帯は良いものがどんどん少なくなっている時代です。
結果は正解だったと思います。
この日の小紋とも好相性でした。

●帯揚げは、白地に濃い赤の桔梗型飛び絞り紋絽縮緬。
私のいつものです。
20200823 1

●帯締めは、「道明」冠組白。
ずいぶん悩んで、結局これにしました。
違和感はないと思いますが、つまらない感じは否めません。
我がことながら、次が楽しみです。



皆様にとって、明日も良い日でありますように。







 薄小豆地遠山ぼかし折枝文変わり絽小紋で、「きもの教室」へ 

2020/08/31
こんにちは。
fumikoです。



先日の、「きもの教室」のときの、私のコーディネートです。
●着物は、薄小豆色地遠山ぼかしに菊萩蘭の折枝文変わり絽小紋。
20200822 4
昨年、東京歌舞伎座帰りに寄った呉服店のセールで購入しました。
昨年の「美しいキモノ」夏号に掲載された着物です。
この年齢になってこのピンク。
悩まなかったわけではありませんが、「本当に欲しいものを買う」という信念を貫きました。

実は、このことに気がついたのは、残念ながら近年のこと。
同じような物があっても、自分に似合わないかもと思っても、「本当に欲しいものを買う」。
結果的に、これは正解でした。
いつか、そんな「きもの」だけで箪笥がいっぱいになることが、私の夢です。

●帯は、紗紬白地染疋田大楓文名古屋帯。
20200822 3
新潟の小千谷紬地です。
この帯の柄にはパワーがあるので、案外個性的なこの日の小紋とも、バランスが取れたと思います。

●帯揚げは、藤色と白の振り分け絽縮緬。
帯の柄が、紫のようにも見えるので、これにしました。
さすがにピンクの着物には、いつもの赤は必要ありません。
20200822 2

●帯締めは、「道明」4色段奈良組。



いよいよ明日から9月です。
きものの基本的なルールでは、透けない単衣の時期。
しかし、この残暑の大阪ですから、もう少し夏着物を着ることになりそうです。

またのご訪問を緒待ち申しあげます。




 泉駒生布柿渋染め無地・麻墨色地葵紋名古屋帯で歌舞伎愛好会 

2020/08/30
こんにちは。
fumikoです。


本日は、私が所属する歌舞伎愛好会の月例会でした。

早速ですが、本日のコーディネートです。
●着物は、泉駒生布柿渋染め無地。
20200830 2

歌舞伎愛好会のときは、どちらかというと、カタモンを着たくなります。
既に亡くなった愛好会の大先輩が、いつもカタモンを着て、シャキッとご自分の意見を述べていた姿が目に焼き付いています。
阪神百貨店の「むら田」を教えてくれたのも、その大先輩でした。
本日の着物は、「むら田」で購入した物です。

●帯は、麻墨色地葵紋名古屋帯。
20200830 4
麻地ですが、葵の葉の一部は銀泥で括られていて、どちらかというとキレイめ。
小千谷ちぢみなどの普段着よりも、本日のような無地とか、小紋などの方が合います。
なぜか知らない方に褒められることの多い帯。
これも「むら田」で購入しました。

●帯揚げは、白地に濃い赤の桔梗型飛び絞り紋絽縮緬。
私のいつものです。
大先輩は、決してこんな野暮ったいものは身につけませんでした。
でも、私は私、これでないと落ち着きません。
これも「むら田」で購入しました。
20200830 1

●帯締めは、「道明」高麗組平家納経シリーズ妙音品。



本日は、私を含めて5名の出席でした。
話題は、
・9月、大槻能楽堂で「みよし会」の舞踊会。
・9月と10月の東京歌舞伎座は、8月と同様に4部制で舞踊中心とのこと。
・10月東京歌舞伎座には仁左衛門が出演らしい。
・10月名古屋御園座は、3日~18日、菊之助中心の舞踊二題。
・10月大阪松竹座では、中止になった「GOEMON」出演者のトークショーがある。
・松竹は、東京在住役者の松竹直轄地方劇場への長期出演を見合わせているらしい。
・12月の京都南座顔見世公演は無理か、と推察。
などなど。


広い会議室で、各自が用意したお茶を飲みながら、雑談三昧でした。

皆様、どうかお元気でお過ごしください。




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プロフィール


fumiko

Author:fumiko
1954年生まれ
大分県別府市出身
大阪市在住

【きもの教室(お抹茶つき)】
●開催日:月1回 平日夜クラス=火or木or金曜日 
         休日朝クラス=土or日曜日or祝日 
●時間:夜クラス18:45~21:00
    朝クラス 9:30~11:45 
●場所:大阪OCAT4階「大阪市立難波市民学習センター」和室or会議室
●内容:外出着の着装
●受講料:2,000円/回 ●入会金:500円 
●お問合せ:コメント欄をご利用ください。
※いつからでも始められます。始めた月から12ヶ月以上続けることをお薦めします。

【資格】
●公益社団法人全日本きものコンサルタント協会会員(1級きものコンサルタント) 
●表千家茶道講師
●中高教員免許(国語)

【趣味】
●きもの:2010年から2018年の足かけ9年間、装道礼法きもの学院大阪校に在籍。
●茶道:1968年頃(中2)から始め、今も稽古に通っています。
●日本舞踊:若い頃に10年ほど稽古し、2013年再開。
●歌舞伎・文楽・能鑑賞:歌舞伎と文楽は1977年頃から、能は2016年頃から。


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