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fumiko先生のキモノ手帖

 ゆかしい「きもの」を軸にして、季節の行事と日本のしきたり、お茶、日本舞踊、歌舞伎、文楽、能などについて、日々の発見や思いをつづります。   小さな「きもの教室」(難波市民学習センター)の、過去・現在・未来の生徒様たちへの通信も兼ねて。
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 お茶の週稽古2019/10/19 

2019/10/19
こんにちは。
fumikoです。



本日は、お茶の週稽古に行きました。

週稽古は薄茶の点前が基本ですが、本日は仲間が「唐物(からもの)」の稽古をしていただくことになり、私は次客として席に入れてもらいました。

「唐物」は、中国から渡来した茶入れを用いる濃茶の点前。
表千家の免状の順番では、入門の後、
・習い事
・飾り物
・茶通箱(さつばこ)
ここで一区切りがあり、次に
・唐物
・台天目
・盆点
・乱飾
と続きます。
(さらに上の点前があるそうですが、これ以上の免状はありません)

「唐物」は、やっと中級者にたどり着いたところ、と言えるようです。

「唐物」の主な特徴は、
・「紹巴(しょうは)」という織の柔らかい出し袱紗を使う
・袱紗捌きが、濃茶や薄茶と全然違う
・「真」(象牙もしくは節なしの竹)の茶杓を使う
・茶入れ(唐物)を極端に丁寧に扱う(必ず親指を繰ります)
・真、行、早の三種類の点前がある
など。


床の掛け物は、藤原定家
「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ」でした。
一静庵宗匠筆です。

それほど和歌に詳しくない人でも、「三夕(さんせき)の歌」は知られていますよね。
「秋の夕暮れ」を詠んだ三首の名歌です。
定家の他は
寂蓮「寂しさはその色としもなかりけりまき立つ山の秋の夕暮れ」
西行「心なき身にもあはれは知られけり鴫(しぎ)立つ沢の秋の夕暮れ」

こんな和歌もはんなりとして嬉しいものでした。

花は、手付き置き籠(宗全籠?)に
・芒(ススキ)
・秋明菊(シュウメイギク)
・杜鵑(ホトトギス)
・藤袴(フジバカマ)
・秋海棠(シュウカイドウ)

暑い一日でしたが、ここには秋の風が吹き渡りました。


本日の私の着物は、白茶地蛍ぼかし小紋。
帯締めは、「道明」高麗組平家納経シリーズ妙音品。
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帯は、白地松皮菱すくい織名古屋帯。
「まこと織物」と聞いています。
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本日は稽古の前に、大阪天満橋の「ドーンセンター」にも行きました。
友人が出演する邦楽のコンサートがあったからです。
だから、着物は稽古着ですが、帯は私の中では少し気張りました。

こんな工夫ができるのは、「きもの」ならではですね。






 教室だより2018/10/17 

2019/10/17
こんにちは。
fumikoです。



本日は、「きもの教室(Aクラス)」でした。
平日夜クラスです。



今月のポイントは「着物」としておりましたが、出席がお二人でしたので、ご自分のペースですすめたいただきました。
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(いつもの和室ではなく、会議室での稽古でした)

H様は、着物~帯を2回繰り返して稽古できました。
お端折りの出方や、帯の柄の出方など、ご自分で課題を見つけて、解決に近づきましたね。
M様は、久しぶりだったので、着物も帯もゆっくり一つ一つ確認しながら稽古しました。
速く着ることが目的ではなく、美しく楽に着ることが目的ですから、有意義な稽古だったと思います。
合理的な手さばきが身につけば、必然的に時短にも繋がります。
少し気長に取り組みましょうね。

稽古のあとのお茶は、大阪池田三丘園「雲井の白」、
お菓子は、名古屋両口屋是清「二人静」、京都本家尾張屋「蕎麦板」、おまけは京都満月「阿闍梨餅」。
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花は、秋明菊と行李柳。
テーブルの上に置きました。
残念ながら写真は取り忘れました・・・


本日の私の着物は、茶緑地小紋。
浜ちりめんです。
帯締めは、「平田紐」白に茶と紺の振り分け丸組。
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帯は、白地唐花すくい織名古屋帯。
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明日も良い日でありますように。





 表千家同門会大阪支部「一般講習会」 

2019/10/13
こんにちは。
fumikoです。



台風19号の甚大な被害に胸が痛みます。
お亡くなりになった方、被災された方に、心よりお悔やみとお見舞を申し上げます。


本日は、表千家同門会大阪支部の「一般講習会」でした。
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例年通り、大阪北浜の「美術倶楽部」1階・3階・4階の3会場で、同じ課目の講習が開催されました。
ちなみに、2階は呈茶席です。

今年の課目は、
・盆香合(習い事八箇条・炭点前)
・仕組点て(習い事八箇条・濃茶)
・薄茶(二重棚・底板なし)

盆香合は、香合を盆に載せて棚の上に飾っておく炭点前です。
もちろん、香合に注目してもらいたいときの炭点前。
床に香合を飾っているのを見ることがありますが、これは、たいへん床が大きくて花だけでは間が持たないとか、それなりの理由があってのこと、とのことでした。
本来、香合は床に飾るものではなく、こうして盆香合で見てもらうものだったんですね。
へー、そういうことかー。

仕組み点ては、茶碗と建水を一緒に持ち出して濃茶を点てる点前です。
省略こそがこの点前のポイント。
俗に老人点てとも言いますが、「老」は敬称の一つで、具体的には師が弟子達に振る舞う場合などがふさわしいようです。

最後は、薄茶。
本日の棚は、底板無しの二重棚でした。
底板無しですから、水指は萩焼の梔(くちなし)写しの運びでした。



本日の着物は、京都「千總」くちなし色地飛び柄小紋、
帯締めは、東京上野「道明」冠組裏葉。
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帯は、京都「川島織物」黒地鬘帯柄名古屋帯。
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私は、4階の木村雅基宗匠の席に伺いました。
大広間いっぱいのギャラリー、多分200名くらいではないかと思います。

お茶は、とにかく毎日点てて、自服することが大切だとのこと。
家元の玄関さんは、宿直の日には朝9時と昼1時にお茶を点てて、家元や仲間に振る舞って自服するそうです。
作法は師から学べても、美味しいお茶の点て方は自分で考えて点ててみるしかないのですね。

木村宗匠のお話しは、いつも新鮮で楽しくて勉強になります。
私も、もう少しお茶を楽しみたい、と思いました。





 国立文楽劇場「東西名流舞踊鑑賞会」 

2019/10/12
こんにちは。
fumikoです。



本日は台風19号の接近・上陸で、日本中が緊張しました。
皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか。
お見舞申し上げます。

大阪は、雨風の強いときもありましたが、そんな中で本日は、大阪国立文楽劇場に行きました。
第37回舞踊公演「東西名流舞踊鑑賞会」です。
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今年は第1部のみにしました。

番組は、
・地歌「松竹梅」
・長唄「昔噺たぬき」
・長唄「二人椀久」
・清元「吉野雪」
・一中節「辰巳の四季」


印象に残ったのは、最初の「松竹梅」。
初めは、山村光が一人で舞いました。
端正で、花があります。
一日の幕開きにふさわしい舞いだったと思います。
最後は全員が衣裳を着替えて群舞でした。

「二人椀久」も忘れられません。
椀久の花柳基が、まあ、踊る踊る!
ここぞとばかりに踊りまくる!!
首も肩も手も足も、びしびし決まります。
「これぞ狂乱」、と妙に納得しました。
(家人は「深川マンボか!」と驚愕しておりました)

「辰巳の四季」の隙のなさは、さすがの風格です。
人間国宝、井上八千代。
格調は言うに及ばず、優美さも兼ね備えていて、わくわくする「辰巳の四季」でした。




本日の私の着物ですが、雨風に対応して、下のものを用意しました。
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着物は、泥染め雲柄本場大島紬、
帯締めは、「平田紐」白に紺と茶の振り分け丸組。
帯は、「三風魯」黒地しゃれ本袋帯。


しかし、結局、未遂。
まあ、こんなこともあるよね。



明日こそ着物で出かける予定です。
よろしければ、またご訪問くださいませ。
お待ちしております。





 高校生に「茶の湯体験」 

2019/10/08
こんにちは。
fumikoです。


本日は、日頃お世話になっている学校で、高校生に「茶の湯体験」を実施しました。
高校生男女、約40名。
4回に分けて、1回約45分の体験です。

本日の生徒達は、今年5月に一度実施したので、本日が2回目。
前回はお辞儀の仕方や畳の部屋の歩き方と、点て出しでお茶・お菓子のいただき方を体験してもらいました。
今回は、略点前ですが、私が点前をしながら動作や道具の説明をして、生徒達はお茶とお菓子をいただく、という内容にしました。
助手なしですから十分なことはできませんし、道具も消耗品以外は私の私物ですから高が知れていますが、それでも袱紗捌きや茶筅通しなどをじっと見つめてくれる生徒もいて、手応えを感じました。

お茶は、大阪池田「三丘園」の「雲井の白」、
お菓子は、名古屋「両口屋是清」の「旅まくら」を用意しました。

お茶は、「美味しい!」という生徒もいれば、「飲みたくない」「飲めない」という生徒がいますが、これは当然のことです。
お菓子はおおむね好評。
男子生徒の「胡麻の風味が良いですね」との食レポに、皆が「オー」と反応する場面もあり、楽しい茶の湯体験でした。


本日の私の着物は、「東レシルック」灰緑地江戸小紋単衣。
帯締めは、薄緑から白の大ぼかし平打ち。
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帯は、京都「川島織物」白緑色地鬘帯柄名古屋帯。
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生徒達は日頃の勉強から抜け出せるので、こんなイベントが大好きです。
「次はいつですか」という質問もありました。

3学期もできると良いなあ、と思うのは私だけではないようです。




 教室だより2019/10/06 

2019/10/06
こんにちは。
fumikoです。



本日は、「きもの教室(Bクラス)」でした。
休日朝クラスです。

今月は「着物」をポイントとしました。
衣紋→裾→衿・お端折り、と順にイメージトレーニングしてから稽古に取り掛かりました。
衣紋は、背縫いと衿の交点を意識して、襦袢に着物をピッタリ添わせることが大切です。
掛け衿をピッタリ合わせて持っている手を、自分の顎先くらいまでピンと持ち上げるのがコツですよ。

お端折りまで整ったら、伊達締めを締めて、最後に背中のシワを橫に伸ばしましょう。
太鼓の上の着物の中に空気があると着崩れの原因になります。
背縫いはあくまで背中の真ん中に!

帯は、皆様が袋帯も用意なさっていたので、まずは袋帯を稽古しました。
金糸銀糸の入っている袋帯は、二巻目に幅出しをしましょう。
太鼓も外出着よりは大きめが良いでしょう。
ある程度、大きさとか重量感がないと全体のバランスが取れません。

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皆様、きれいに仕上がりました。
コーディネートもそれぞれの個性とセンスでバッチリです!


教室では「外出着」がテーマですが、留袖などの「礼装」を稽古すると、小紋等がとても着やすいのがわかるので、今後は取り入れても良いですね。
ご希望に添いますので、おっしゃってくださいませ。


休日の朝クラスは、稽古のあとは簡単なお茶とお菓子で休憩しています。
本日は、午後の紅茶と、ガトーフェスタハラダのチョコレートラスクにしました。
チョコレートラスクは夏は販売しないので、「小さい秋」でした。


本日の私の着物は、「東レシルック」桜ねず色無地単衣。
帯締めは、「平田紐」御嶽組。
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帯は、朱ピンク塩瀬地コスモス柄名古屋帯。
かなり派手ですが、この帯にはピンク系の着物が一番落ち着きます。
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本日は、夕方から日本舞踊の稽古にも行きました。
地唄「縁の綱」の稽古(13)でした。

本日の稽古は、あっさりと全体を通すもの。
前回の細かい稽古の「その後」を試されているような感じでした。
しかし結果は、「ですます調」すら統一されていないレポートを提出したような・・・
あーあー。

生徒も楽じゃない!

「きもの教室」の生徒の皆様、ともに頑張りましょうね!!




 「コーディネート」9月のまとめ 

2019/10/02
こんにちは。
fumikoです。



本日は、9月のコーディネートのまとめです。

1 9月1日 歌舞伎愛好会月例会
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2 9月6日 京都「南座」四谷怪談
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3 9月7日 お茶の週稽古
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4 9月8日 お茶の月例研究会
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5 9月15日 日本舞踊の稽古
20190915 1

6 9月16日 きもの教室(Bクラス)
20190916 4 

7 9月19日 日本舞踊の稽古
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8 9月20日 きもの教室(Aクラス)
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9 9月21日 お茶の週稽古
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10 9月23日 鴻池新田会所「舞の会」
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11 9月28日 日本舞踊の稽古・京都勉強会
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12 9月29日 歌舞伎愛好会月例会
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昨日、JRを利用したら、10円値上がりしていました。
まだその程度ですが、そのうち消費税10%はジンワリと効いてくるのでしょう。

箪笥の中にあるものを賢く使って、この秋も「きもの」を楽しみたいと思っています。
新しく買わずにどれだけ楽しめるか。
これも一つの挑戦です。

はてさて?




 歌舞伎愛好会「ひのき会」月例会 

2019/09/29
こんにちは。
fumikoです。



本日は、歌舞伎愛好会「ひのき会」の月例会に出席しました。
出席者が9月に見たものについて語るだけの会です。
本日は8名の出席者でした。

話題の中心は、南座九月の「四谷怪談」でした。
玉三郎写しの七之助のお岩は賛否両論。
あまりに似すぎていて哀れが足りない、というのはナルホドでした。

その他は
・歌舞伎座八月歌舞伎
・京都春秋座「研の会」(尾上右近の会)
・東京歌舞伎座九月大歌舞伎
・国立文楽劇場公演記録鑑賞会
・井上流「みをの会」
・名古屋能楽堂「能と京舞」
・鴻池新田会所「舞の会」
など。

「四谷怪談」については、昭和42年「朝日座」の、秀太郎のお岩・孝夫(現仁左衛門)の伊右衛門の話も出ました。
これはさすがに私は見ていません。
そのときの宅悦は、13世仁左衛門だったとのこと。
みんなで「えーっ!?」でした。

宅悦は、南北の世界を象徴するような、江戸の最下層の小悪党。
天神さん(神様)もできる13世とは役柄が違い過ぎます。
実際に見た人も「えらい上品で誠実な宅悦やったで」と。

子煩悩な13世でしたから、息子たちのために頑張ったんですね。
何はともあれ、懐かしい話題でした。



本日の私の着物は、利休白茶紬地小紋。
帯締めは、京都「きねや」山吹茶平打ち。
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帯は、黒塩瀬地丸に花名古屋帯。
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(これは2018/10/02の写真です)



9月も残り僅かとなりました。
本来の透けない単衣の時季は終わりですが、多分もう少し着ることになると思います。

本格的な秋の到来はまだまだかも知れませんね。


どうか明日も良い日でありますように。




 地唄「縁の綱」稽古(12) 

2019/09/28
こんにちは。
fumikoです。



本日は日本舞踊の稽古でした。

地唄「縁の綱」を稽古しています。
本日は、最初に座っているときの形から、徹底的にご指導いただきました。
下手45度を向いて左膝を立てた跪坐の姿勢で、傘を半開きで胸の前に持っています。

まずは背中。
肩甲骨に力を入れて肩を下に落として、背中の中心を後ろから押されているような姿勢が大事です。
お師さんが実際に後ろに回って、帯の上から押してくれました。
「うーっ!」
これくらい力をいれないとだめなんだー!

次は傘。
半開きですが、どれくらい開くかが難しい。
私の感覚では二手幅くらいなのですが、まだ探っている段階です。

右手は傘の柄を持って、胸の中心・帯揚げあたり。

左手は傘の中で、「下ろくろ」を軽く持っています。
「下ろくろ」とは、傘の部分の名称で、受け骨が集まっているところ。
手首は曲げずに自然に。

傘をあまり身体に近づけずに、ゆったりフンワリ持つのが良いようです。

あとは、
・立ち上がるまでの肩の動き、
・立ち上がってからの腕の位置、
・人差し指で行った人を指すときの左肩の位置、
・雪を見上げるときの身体の向き、
・「冷たさを」のあとの傘の下ろし方、
・「恋すちょう」のときの体重のかけ方、
・ガラガラと傘を回したあとに立ち上がったときの右足の位置、
などなど。

「かざすや金の簪(かんざし)を」まで、徹底的でした。

一応、最後まで振りを覚えたので、こういう稽古をしていただけるのだと思います。
できないなりに、充実した稽古でした。



本日の着物は、桜ねず色無地単衣。
東レシルックです。
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帯締めは、「道明」4色奈良組。

帯は、京都西陣「浅田」薄さびブルー地唐花丸紋つづれ帯。
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本日は稽古の前に、着物関連の勉強会があり、京都に出かけました。
知れば知るほど深まる「きもの」の世界。


会場の外でパチリ。
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明日もきもので出かける予定です。
またのご訪問をお待ちしています!





 「舞の会」鴻池新田会所にて 

2019/09/23
こんにちは。
fumikoです。



本日は、東大阪市にある「鴻池新田会所」に行きました。

「鴻池」さんは、言わずと知れた江戸期からの大阪の大財閥です。
戦国時代に伊丹での清酒の醸造に始まり、江戸中期には大阪今橋に本店・本宅を移して、金融業と新田開発に専念するようになりました。
「鴻池新田会所」は鴻池家による新田経営の拠点。
現在は、会所内の建物や棟札が重要文化地に指定されています。


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表長屋門。

本日は、ここで私のお師さんも出演する「舞の会」がありました。
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本屋の土間が客席です。
開場したら、あっという間にいっぱいになりました。

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玄関の間が舞台。


本日の「舞の会」の番付は、
・萬歳獅子(ばんぜいじし)
・丹頂の鶴
・からくり的
〈上方ぶり〉
・柳々
・桃太郎
・渡辺の綱やん
・難波の四季

この会の後半は、いつも〈上方ぶり〉と題したお座敷で舞われる小品が並びます。
大きな舞台では絶対に見られない演目ばかりです。
昔は、こういうものをさらりと舞える芸妓さんがたくさんいたのでしょう。
谷崎が愛した上方文化が少しわかるような気がします。



本日の私の着物は、濃紫地御所解模様小紋単衣。
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帯締めは、「道明」4色奈良組。

帯は、砥の粉色地すくい織夏名古屋帯。
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午後から傘マークでしたから雨コートを用意しましたが、ありがたい事に空振りでした。

明日も良い日でありますように。




 お茶の週稽古 9月21日 

2019/09/21
こんにちは。
fumikoです。



本日は、お茶の週稽古でした。

本日の棚は「竹台子(たけだいす)」。
表千家家元では、毎年9月13日に、表千家中興の祖といわれる如心斎の遺徳を偲び「天然忌」が営まれます。
その「天然忌」で用いられるのが「竹台子」なので、稽古場では9月は「竹台子」もしくは「長板」が習いです。

茶器は如心斎好みの「あこだ茶器」でした。
「あこだ茶器」は「阿古陀瓜」というカボチャに似た瓜の形で、上から見ると6つの曲線に別れています。
内側は黒塗り、外側は溜塗り、蓋は桜木地の象牙蓋の形です。
仕服に入れて濃茶にも使われるとのこと。

前回の「長板一つ飾り」薄茶点前と違うところは、
・茶器を「竹台子」の天板客付3分の1に飾っている。
・仕組んだ茶碗を持ち出し、居前に座って膝前中心に置き、茶器を一手で畳に降ろし、茶碗を三手で置き合わせる。
・置き合わせの位置は、風炉の右端と棚下板右端の間の棚の前、右側に茶器・左側に茶碗。
・点前の途中の茶杓は、「あこだ茶器」の蓋にはつまみがあるので、釜付き(つまみの左側)にのせる。
・道具を水屋に下げる直前に、茶碗を三手で膝前中心に仮置きし、茶器を棚天板客付3分の1に一手で飾り、茶碗を三手で置き合わせていた場所の中心に戻す。

メモもなく、記憶に頼っていますので勘違いがあるかも知れません。
お気づきの点があれば、ご教示ください。


本日の着物は、灰緑地江戸小紋単衣(鮫)。
大阪の午後は雨の予報でしたので、東レシルックです。
雨は降りませんでしたが。
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帯締めは、「平田紐」丸組。
これも良く締まります。

帯は、白地唐花文すくい織名古屋帯。
袷用の帯ですが、私は9月の後半から使います。
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7月からカテゴリに「お茶」を加えました。
お茶をなさらない方には「何のことやら」でしょう。
お茶に詳しい方には「何を今さら」でしょう。

ほぼ自分の備忘録ですので、お許しください。


明日も皆様にとって、良い日でありますように。





 教室だより2019/09/20 

2019/09/20
こんにちは。
fumikoです。



本日は、「きもの教室(Aクラス)」でした。
平日夜クラスです。

Bクラス同様に、補整を見直しました。
補整は、きもの姿を美しく着崩れしないようにするためです。
直線裁ちの着物にフィットするためには、いわゆる「茶筒のような」身体が良いとされています。
格の高い着物ほど、補整の場所や分量を多くして、「茶筒」度を高めるのです。

ただし、ヒップの上のくぼみは、帯の厚みや長さによって工夫が必要だと思います。
柔らかくて薄くて短い帯のときは、少し多め、
逆に、硬くて厚くて長い帯の場合は、控えめ、とか。

つまり、普段着でも、塩瀬のような柔らかくて薄い帯のときは、ヒップの上のくぼみにはいつもより多めに補整をした方が帯の姿が美しいし、
格の高い着物に合わせる立派な袋帯のときは帯の余りが十分な補整になる、
ということです。

たかが補整、されど補整。

本日の三名の出席された方も、多めにしたり、薄めにしたり、いつもどおりにしたり、それぞれに工夫をされました。
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皆様、美しく仕上がりました!


さて、本日のお茶は、大阪池田「三丘園」の「雲井の白」、
お菓子は、大阪難波「浪芳庵」の「おはぎ」。
お彼岸ですからね。
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花は、
藪山査子(ヤブサンザシ)、
竜胆(リンドウ)。
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本日の私の着物は、桜ねず色無地単衣。
大阪は夕刻から雨だったので、東レシルックです。
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帯締めは、「平田紐」御嶽組。

帯は、砥の粉色地すくい織夏名古屋帯。
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教室では、2時間15分がいつもアッという間に過ぎます。
お茶の時間まで、休憩なし。

生徒様達は、私の拙い説明でも汲み取って実行してくれます。
だから、特に衿元などは本当に美しいです。
本日は、帯の決め線もバッチリでした。



新入会員絶賛募集中です!

教室に三ヶ月以上継続の生徒様は、ご自宅への出張教室も承ります。
いつもの受講料と教室からの交通費を申し受けます。

教室で楽しく稽古するか、
一人でみっちり稽古するか。
もちろん、両方もOK。

あなたなら、どれを選びますか?





 地唄「縁の綱」稽古(11) 

2019/09/19
こんにちは。
fumikoです。



本日は、日本舞踊の稽古でした。
地唄「縁の綱」を稽古しています。

曲の途中で、音を止めてご指摘を頂く回数が減ってきました。
13分ほどの曲ですが、数分ごとのまとまりで舞えるようになった気がします。

しかし、まだ傘は上手くいきません。
本日は、真っ直ぐ持つときの手の指の形を丁寧に教えていただきました。
「お師さんみたいに綺麗な指じゃないから」と言いたい気持ちをグッと抑えて・・・。

自宅に帰って、練習用の傘を取り出して鏡の前でやってみました。
教えていただいたように持つと、しっかり持てるし、指もそろって手が小さく見えます。
あー、こーゆーことだったのねー!

ただし、「わかる」と「できる」は大違い。
「できる」ように、これから稽古を重ねたいと思います。




本日の着物は、灰緑江戸小紋(鮫)単衣。
東レシルックです。
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帯締めは、「道明」4色奈良組。

帯は、白地博多献上名古屋帯。
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このところ大阪では、やっと最高気温が30℃を下回るようになり、
体感的にも、やっと透けない単衣の時季です。


私は、明日もきもので出かける予定。
またのご訪問をお待ちしております。





 教室だより2019/09/16 

2019/09/16
こんにちは。
fumikoです。



本日は、「きもの教室(Bクラス)」でした。
休日の朝クラスです。

本日は都合でいつもの和室ではなくて、小さめの会議室が会場でした。
上半身の映る鏡はあるのですが、姿見がなくて少し不便でしたね。
申し訳ありません。

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出席された2名様は、上から見て裾線を上手く合わせることができました。
上から見るときは、絶対に前屈みにならないこと。
背中を伸ばしたまま見るのがコツですよ。


本日の稽古のポイントは、補整。
お二人とも既に慣れていらっしゃるのですが、改めて、補整の場所と分量を確認しました。

格の高い着物ほど、補整の場所も分量も多くなるのが一般的です。
自分の「こうありたい」という姿をイメージして、いろいろ試してみましょう。
せっかくの稽古の時間ですからね。

稽古のあとのお茶は「午後の紅茶」、
お菓子は「阿闍梨餅」にしました。
おまけの「シャインマスカット寒天ゼリー」は私の知人からの長野のお土産。
簡単なお茶とお菓子ですが、楽しいひとときです。



本日の私の着物は、柿渋染め駒生布無地単衣。
先染め絹織物です。
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帯締めは、「道明」4色奈良組。

帯は、白色小千谷紗紬地楓柄名古屋帯。
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大きな柄は、帯の決め線の中に柄を入れ込むのが私の好みです。



少し秋の気配です。
ますます「きもの」を楽しみましょう!







 地唄「縁の綱」稽古(10) 

2019/09/15
こんにちは。
fumikoです。



本日は、日本舞踊の稽古でした。

私の都合で1回稽古をお休みしたので、少し間が空いてしまいました。
地唄「縁の綱」を稽古しています。
振りは最後まで教えていただいたものの、まだエッチラオッチラです。

毎回のように愚痴をこぼしていますが、とにかく傘が難しい!
傘は大きくて重さもあります。
最初の「春はいつ」のあと、傘を開いて右手に持つところがありますが、
そこは柄を5㎝ほど短く持たないと、グラグラします。

今はまだ、そんなことを考えながら舞うので、エッチラオッチラなのです。
考えなくてもスッと手がそこに行くようになりたいものです。



本日の着物は、桜ねず色無地単衣。
東レシルックです。
帯締めは、東京上野「道明」4色奈良組。
驚くほど良く締まります。
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帯は、生成り色麻地絵皿柄九寸名古屋帯。



本日、先輩が自宅稽古用の傘を貸してくれました。
もうこれで、稽古不足を「傘がないから」なんて言えなくなりました。

はい。
頑張ります!





 お茶の月例研究会 2019年9月 

2019/09/08
こんにちは。
fumikoです。



本日は、お茶の月例研究会でした。

課目は、
・且座(さざ)(千家七事式)
・長緒(濃茶)
・台天目(濃茶)
・略点前(薄茶)

七事式の一つである「且座」が、本日の眼目と言って良いでしょう。
七事式は、表千家七代の如心斎が、諸々に示唆を受けつつ制定・完成させたとされています。
その如心斎の命日が9月13日の「天然忌」。
家元の「天然忌」では、必ずこの「且座」が「竹台子一つ飾り」で催されます。
だから、9月の研究会では毎年「竹台子一つ飾り」の「且座」が課目となっているのです。

且座」は、客3人・東(とう=亭主)・半東(はんとう=亭主の補助)の5人で行います。
正客が花を入れ、
次客が炭をつぎ、
三客が香を焚き、
東が濃茶を点て、
半東が薄茶を点てます。
薄茶のとき、「みがし」と言って、見るだけのお菓子が出るのも印象的です。


本日、私は「長緒」の詰め(末客)を勉強させていただきました。
詰めは、正客とのあうんの呼吸が必要で、そんなところを楽しみました。



本日の着物は、生成り紬地茶屋辻模様乱絽小紋。
染は「千總」と聞いています。
帯締めは、西陣「浅田」肌色。
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帯は、砥の粉色地すくい織夏名古屋帯。
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大阪の最高予想気温は36℃。
猛暑日です。

透けない単衣を用意していたのですが、昨晩、絽目のある着物に変更しました。
総柄はお茶にはどうかと思いましたが、色が落ち着いているのと、絽目がはっきりしないので、これにしました。
持っている薄物の中の、精一杯の選択です。



9月の猛暑は身体に厳しいですね。
皆様、どうかご自愛くださいませ。




 お茶の週稽古 9月 

2019/09/07
こんにちは。
fumikoです。



本日は、お茶の週稽古でした。

本日の稽古は、「風炉長板一つ飾り」。
9月は、「長板」か「竹台子」が、稽古場の習いです。

「長板」とは、36.4×84.8×1.8ほどの、長い板です。
(サイズは楽天市場の商品を参考にしました)

「一つ飾り」とは、風炉釜のみを板の真ん中に飾っているということ。
風炉の火が、ほんの少し客に近づいて、暑さの中にも季節が動いていることを感じさせます。


常の風炉運び薄茶点前と違うところは、
・水指は、細水指。
・水指を置きつけるときは、左斜めを向き、板の手前左側に手なりに置く。
・水指を置いた後は、そのまま立って、左回りにまわって戻る。
・蓋置きは、正面を右に向けて、棚の上・風炉の左手前に置く。
・杓は棚の上・風炉の前に一文字に置く。そのとき、杓の節が風炉の中心となるように。
・しまうときは、湯返しをする。
・杓と蓋置きは、風炉の左側に「トの字」に飾る(この言い方は私流?)。

床の掛け物は「秋色静中生(しゅうしょくせいちゅうにしょうず)」の短冊。
まだまだ暑い日が続いているが、秋の気配は確かに静かに生まれ出ている、というところでしょうか。

暑い中を来てくださったお客様に対する、言葉のおもてなしですね。




本日の着物は、濃紫地草模様結城縮単衣。
帯締めは、東京上野「道明」冠組青朽葉(あおくちば)。
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帯は、生成り麻地絵皿柄九寸名古屋帯。
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本日の大阪は、最高気温35°だったようです。
結城縮はやはり暑かった!

本日の先生は、絽目の目立たない絽縮緬の小紋をお召しでした。

表千家の家元は、「天然忌(9月13日)までは薄物で良い」とおっしゃっているとのこと。
とはいえ、私にはこの時季にふさわしい色柄の薄物が・・・。


このようにして、どんどん物欲は生まれるのですね。
困ったことです。




 九月花形歌舞伎「東海道四谷怪談」京都南座 

2019/09/06
こんにちは。
fumikoです。



本日は、京都南座に行きました。
九月花形歌舞伎「東海道四谷怪談」です。
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この公演は、坂東玉三郎の監修とのこと。
どうりで。
お岩の七之助は、玉三郎そのものでした。
よく勉強していると思います。

上演記録によると、平成22年に勘九郎がお岩を演じています。
もしかしたら、こちらは故勘三郎に似ていたかも知れません。

今後は七之助のものになるのか?
私はそう思います。
楽しみです。


配役は、
・お岩、小仏小兵、佐藤与茂七:中村七之助
・民谷伊右衛門:片岡愛之助
・直助権兵衛:市川中車(香川照之)
・お袖:中村壱太郎

上の4人が中心メンバーですが、もう一人特筆したいのが、
・宅悦:片岡千次郎

8月国立文楽劇場の「上方歌舞伎会」で与次郎を好演した人です。
ここでも、熱演でした。
最底辺の小悪党の役ですが、思いのほか良い人なのかと思わせました。
これが正解かどうかはわかりませんが、存在感はありました。



本日の着物は、焦げ茶地丸紋飛び柄乱絽小紋。
今年最後(多分)の薄物です。
帯締めは、平田組紐の白紺茶御嶽組。
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帯は、砥の粉色地すくい織夏名古屋帯。
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客席は、夜の部にもかかわらず、ほぼ満席。
舞妓ちゃんもいて、華やかなことでした。

少し残念だったのは、大向こうは「松嶋屋!」ばかりだったこと。
愛之助の人気はわかりますが、
少しは「中村屋」も掛けて欲しい、と思ったのは私だけでしょうか?




 「コーディネート」8月のまとめ 

2019/09/03
こんにちは。
fumikoです。



本日は、8月のコーディネートのまとめです。

1 8月2日 京都文化博物館「横山崋山」「能装束・能面展」
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2 8月3日 国立文楽劇場「夏休み文楽特別公演」第2部「仮名手本忠臣蔵五~七段目」・お茶の週稽古
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3 8月4日 「きもの教室(Bクラス)」・日本舞踊の稽古
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4 8月9日 国立文楽劇場小ホール「公演記録鑑賞会」歌舞伎「」金手本中心蔵七段目
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5 8月10日(記事なし) 京都
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