fumiko先生のキモノ手帖

弁天町ORC200生涯学習センターで「お仕事帰りのきもの教室(お抹茶つき)」開講。過去・現在・未来の生徒さんと、親愛なるキモノビトの皆さまへ。
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 晩春、シャリ感のある紬で 

2017/04/22
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本日は、お茶の週稽古でした。
私が通っているお稽古場では、4月は旅箪笥が恒例です。
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(Amazonからお借りしました)
この中には棗や水指が入っていて、ちょっとしたピクニック気分です。
春の野遊び、というところでしょうか。

お稽古場には4月から若い新人さんが入って来られました。
持っている懐紙バッグが可愛らしくて、当然ながら新品。

こんなことだけでも、お部屋がパッと明るくなるから不思議ですね。


さて、本日のコーディネートです。
●着物は、グレー地格子柄紬。
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ジーッと見ると、縦糸には鮮やかな緑やピンクの糸が走っているんですよ。
糸には撚りがかかっていて、シャリ感があります。
袷ですが、暑くないので助かります。
私の中では、秋口と晩春の着物。

産地不明。
1999年購入。

●帯は、生成色無地八寸名古屋帯。
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2月27日と同じです。

おもしろみは少ないのですが、すっきりすることは確かです。
本日は、帯締めや帯留めを際立たせるキャンバスにしました。

●帯揚げは、薄緑地辻が花風飛び絞り紋縮緬。
3月5日、11月5日、10月30日と同じです。
帯締めの色味にあわせました。

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●帯締めは、濃緑三分紐に珊瑚のバラ帯留め。

稽古場近くの「中之島公園バラ園」は連休明け頃から見頃となります。
ちょっと先取りで、バラの帯留めにしました。
白いキャンバスに一輪のバラ。
帯締めは、濃い緑のバラの葉です

「昭和63(1988)年、12月10日」と購入日を書いた紙切れが箱の中にあります。
あー、ボーナス直後だったんだー。
バブルの置き土産です。



そうそう。
バラより先に「藤」がそろそろ見頃を迎えています。

大阪市福島区、阪神「野田」駅前の広場。
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(出典:大阪市ホームページ)

江戸時代には「吉野の桜」「野田の藤」と並び称せられるほどだったとのこと。
明治には廃れ、昭和20年の空襲でほとんど全滅したそうです。
近年は、公園などに立派な藤棚が見られるようになりました。
ちなみに、日本古来の藤を「ノダフジ」と命名したのは植物学者の牧野富太郎先生です。

「きもの」に似合うスポットがあるかしら?

見つけたら、そのときはこの「キモノ手帖」に記すといたしましょう。





 久米島紬の着心地、ビックリ! 

2017/04/21
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本日は、日本舞踊の稽古でした。
その前に他所にも寄ったので、いつもの稽古着ではありません。

本日のコーディネート。
●着物は、黒地久米島紬。
黒地と言っても、真っ黒ではありません。
濃い焦げ茶、と言うのが近いでしょう。
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久米島紬は、2004(平成16)年、国の重要無形文化財に指定されています。
特徴は、模様選定、染め付け(草木染めと泥染め)、織りの工程を一人で行うこと。(一部分業も行われる)
原料の糸の一部は島内の養蚕農家によって生産され、染料はすべて島内自生のサルトリイバラ(グール)などを使い、泥染めなども島内で行っている。
(Wikipediaを参考にしました)

柄は数百種類あると言われています。
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燕に見えるのはトウィグワー。
井桁はカーヌ・ティカー(井戸の枠)。
4つの点は、カマシキー(釜敷き)。
杼に見えるのは、?。(おわかりの方は教えてください!)

糸は、手つむぎ糸。
私のは、経糸は生糸のようです。

こんな本が本棚にあったので引っ張り出しました。
昭和59年1月(第2刷)発行です。
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久米島紬の代表者のような存在だった玉城カマドさんの文章も載っています。
当時、60代後半。
すでに故人です。
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「絣括り、染色、織りを、私は自分一人でやります。
織り上げたあとは、キヌタ打ちをする。
これは、適当にたたんで綿布に包み、石の上にのせて大きな杵で叩くのですが、これは布の風合いを良くするために行います。」

独特の艶と柔らかい風合いは、「キヌタ打ち」で生まれていたのですね!
本日は、この艶に惹かれて久しぶりに着ました。

1988年、購入。

●帯は、京都周山「かつやま」のグレーベージュ地横段名古屋帯。
12月9日、11月14日、6日と同じです。
10月の単衣にも着ました。
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私がこんな全面絣柄の着物に安っぽい染帯なんかすると、ホント残念なことになってしまいます。
どうしようもなく田舎くさいというか、なんというか・・・

でも、この男前の帯のおかげで、少しは都会的になったと思いませんか?

●帯揚げは、薄ピンク・薄黄色の大きな市松に小桜紋綸子。
帯締めのオールドローズに呼応させました。
あまり出ないように気をつけて。

●帯締めは、京都西陣「浅田」のオールドローズ。
ひねったピンクが、久米島の黒によく合います。

黒や紫で引き締めると、別人になります。
ぼんやりした私の顔にはピンクかな、と。



本日は、昨年購入した「かつやま」の男前の帯が、大昔の久米島紬を蘇らせてくれました。

こうして着てみると、久米島の着心地の良さにビックリ。
「着心地」ということに目覚めたのはここ数年のことです。
若い頃は、そんなこと考えもしないで着てたなー。

多くの人たちのおかげで、いろいろな「本物」を見て触れたからこそです。

一つ一つの経験が、自分の新たな発見につながる。
実感です。





 「楠昔噺」ジジとババの世界 

2017/04/20
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去る4月14日、「文楽」夜の部を見ました。

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豊竹英太夫改め六代豊竹呂太夫襲名披露公演のため、お祝いムードいっぱいです。
夜の部は、「楠昔噺(くすのきむかじばなし)」と「曽根崎心中」。

下は、「楠昔噺」です。
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パンフレットに、
「楠正成は日本史の中で最もよく知られた英雄の一人」とあります。
あら、そうなん?

知ってるようで実はほとんど知らない楠正成。
どんな人?

楠正成の出自は謎に包まれている。
河内郡(現大阪府)の千早赤阪村に館を構えていたことから、河内郡の出身で橘諸兄(たちばなのもろえ)の末裔だというのが有力。
正成は、金剛山の辰砂(しんしゃ)を扱うことで財を成したと言われている。

なるほど。
「砧拍子の段」で、ジジが正作(=正成)のために「橘」を望む、というのはこういう出自を踏まえているのですね。

世の中は、日元貿易が盛んになって大量の銅銭が輸入され、農業中心から商業中心に変わった。
御家人達は生活に困窮し、「分限者(金持ち)」から金を借り、知行地を手放すこととなる。
幕府は御家人の借金をチャラにせよとの命令を出すが、「分限者」達は手に入れた土地を守るために私的軍勢を組織して抵抗した。

この「分限者」は「悪党」と呼ばれて恐れられたが、その親玉が楠正成らなのである。
(パンフレット「新政のシンボル」安部龍太郎 を参考にしました)

へー、こんな時代背景があるのですね。
恥ずかしながら、楠正成の視点で歴史を考えたことがなかった・・・

このあと、正成が味方した後醍醐天皇はクーデターに成功(建武の新政)。
その後、正成は足利尊氏らに討たれ、後醍醐天皇は吉野へ逃れ、南北朝時代へと歴史は流れます。



さて、文楽の「楠昔噺」。
現代上演されるのは三段目のみとのこと。
「砧拍子の段」「徳太夫住家の段」です。

ババの連れ子おとわの夫が、天皇方の正成、
ジジの息子が、幕府方の宇都宮公綱。
連れ子同士が敵対関係という、ホームドラマです。
ジジとババが、自分の子ではなく再婚相手の連れ子を第一に考える、というのがこのお話のテーマ。

後半、ジジとババはお互いに相手の剣にかかり、息を引き取ります。
「(孫が二人はどこへと尋ねたら)ジジは山へ芝刈りに、ババは川へ洗濯にと言うてすかしてたもいのう」
のところは、泣けました。
千歳さん、渾身です。

息を引き取ってからも、連れ子同士が争うと、
ジジの亡骸がムックと起きて槍を折ります。
文楽ならではの必然の演出。
冷静に考えると怖いことですが、客席にいると普通に受け入れてしまいますよ。
子達を思う親心がグイグイです。


正直に打ち明けると、「砧拍子の段」と「徳太夫住家の段」の前半はほとんど寝てました。
(大阪城と美味しいランチにすっかり満足して・・・)
でも、だんだん目が覚めて、一気にジジとババの世界に飛び込んでしましました。


やっぱり千歳さん、私の中のナンバーワンです!






 役者が神に変身! 

2017/04/19
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明日4月20日、銀座エリア最大の新複合商業施設「ギンザシックス」がオープンします。
銀座松阪屋の跡地。
銀座6丁目なので、「ギンザシックス」なんですね。
安倍首相が「忖度(そんたく)」という言葉を使ってオープニングセレモニーでスピーチしたので、そんな面でも大きく取り上げられていました。

私としては、地下3階にできる「観世能楽堂」が一番気になります。
480席。
バリアフリーに対応し、多目的ホールとしての活用も視野に入れているとのこと。

銀座は、江戸時代に観世流が幕府から屋敷を拝領していた縁の深い地なんですって。
四代前の家元が、維新にともなってお返ししたとのこと。
それにしても、現家元・二十六世観世宗家の観世清和氏にしてみれば、大きな決断だったことでしょう。

松濤にあった「観世能楽堂」は、2015年に閉場。
舞台は完全移築らしいですよ。

20日の記念公演のチケットは、5分で完売したとの噂を聞いています。
24日の追加公演ももちろん完売。
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(「観世会」のサイトよりお借りしました)

演目は「翁」。
「翁」は能の中でも別格です。

「翁」には、演劇としてのストーリーはない。
天下太平・国土安穏を祈る祈祷のことばが謡われ、役者が神に変身して祝福の舞を舞うという、神事芸能的な演目である。
(「銕仙会」のサイトを参考にしました)

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(「能百十番」平凡社からお借りしました)

ヒャー!
役者が神に変身!?
「翁」の源流は、神代の昔、歴史の彼方なんですね。

観客も、神事の参加者・目撃者として言葉にできない領域に入るといわれています。


文楽の「寿式三番叟」は、この「翁」を移したもの。
今年の文楽劇場お正月公演では、国立劇場開場五十周年を記念して上演されました。
「とうとうたらりたらりら」は不思議な言葉(呪文?)。
後半の躍動的な義太夫節は、さすが文楽、グイグイッと観客に迫ってきます。

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能の「翁」を移したから、人形が面をつけるという二重構造になっているんですね。



「ギンザシックス」、「観世能楽堂」。
いつかはこの目で見てみたいものです。







 「穀雨」は春のクライマックス 

2017/04/18
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明後日、4月20日は二十四節気の「穀雨」です。
二十四節気は、1年を24に分けて季節を表す名称です。

旧暦の時代には、農耕に欠かせないものでした。
太陽暦の現代でも、季節の節目を示す言葉として使われています。
TVのお天気コーナーなどでもよく耳にしますよね。


●春の二十四節気(日付は2017年)
立春(りっしゅん):2月4日
雨水(うすい):2月18日
啓蟄(けいちつ):3月5日
春分(しゅんぶん):3月20日
清明(せいめい):4月4日
穀雨(こくう):4月20日
※立夏(りっか):5月5日から夏です。


春も、いよいよクライマックスです。

雨が百穀をうるおし、芽を出させるという意であるが、このころ雨量が多くなるというわけではない。
(「カラー図説日本大歳時記」を参考にしました)


昨日は、まだ穀雨ではありませんが、ずいぶん雨が降りました。
花には少し悲しい雨。
でも、公園の土は黒々と濡れて、エネルギー満々でしたよ。


本日のおまけ。

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(資料)
●貝母(バイモ)
●椿

貝母は、春の代表格の茶花です。
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(資料)

基本的に
華道では「お花を生ける」と言い、
茶道では「お花を入れる」と言います。

貝母は、「花は野にあるように」という千利休の言葉がぴったりの草花。
「入れる」が本当によく似合います。


季節を楽しむツールとして、「きもの」に「お茶」は鬼に金棒。
クライマックスを迎えた春を惜しんで過ごすといたしましょう!





 大阪城の桜も見事です! 

2017/04/17
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先日(4月14日)、大阪城と文楽に行きました。
本日は、大阪城についてです。

「文楽は夜の部だから、それまでにどこかお花見行かない?」
「大阪城の桜も綺麗だと思うよー」
と、軽いのりで出かけました。

谷町4丁目から歩いて、馬場町(大阪城の南西角)に到着。
大阪城公園案内図はこちら→大阪城パーク
もう桜だらけで、3人でキョロキョロしていたら、こんなのがありました。
(ちなみに、この日のお連れは、きもの学院クラスメートのIさんと、私の教室のYさん。)
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エレクトリックカーです。
天守閣の正面の「桜門」まで200円とのこと。
「乗る、乗る!」

イケメンのお兄さんの運転でーす。
3人の貸し切りですよーん。
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屋根があるから、ホント快適。
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右に曲がると「大手門」、写真の真ん中が天守閣でーす。

「桜門」に到着。
エレクトリックカーとは残念ながらここでお別れです。
5分くらいでしたが、風も気持ちよくって、ちょっとテンション上がりました!

そこからは西ノ丸庭園入り口方向に徒歩です。
枝垂れもあって、写真を撮っていたら、
外国の方のカップルに声を掛けられ、彼女とパチリ。
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西ノ丸庭園入り口付近。
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入り口から庭園内をパチリ。
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庭園に入るとさすがに時間不足が予想されたので、断念。

「大手門」方向に歩きました。
後ろが重要文化財「千貫櫓(せんがんやぐら)」です。
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先ほどはエレクトリックカーで入った「大手門」を徒歩で出て、天満橋(北)方向へ向かいました。


イケメンのお兄さんのお話によると、
森ノ宮から内堀の外側をぐるりと巡るロードトレインもあるとのこと。
また、内堀を約20分で巡る御座船もあるらしい。

「あー、もっと調べてきたら良かったー。」
「でも、知らずに来たから、こんなに感動もあったのよね。」
「そうそう。」

とにかく桜は予想以上の美しさでした。
お兄さん情報によると、大阪城の桜は約3,000本。
本日見たのは、ごく一部だったようです。



ランチは、天満橋キャッスルホテル内のレストラン。
大川が眼下に流れます。
これまた絶景!
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今年は、京都と大阪の桜を満喫しました。
ブログのご利益です、間違いなく。
ご訪問くださった皆様、本当にありがとーございまーす!





 色無地コーディネートは難しい 

2017/04/16
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本日は、装道礼法きもの学院大阪校に行きました。
礼法師範科の修学実技試験。
2年間(月に1回)の最後です。

試験といっても、
客側として、座布団に座る・お茶をいただく・座布団から降りる。
迎える側として、お茶を出す・茶碗を引く。
これだけ。

でも、これがなかなかなのです!
グループ(私たちは4人でした)の息も合わせなくてはなりません。
一番大切なことは、相手を意識して、敬う心を表現すること。

はー。
何はともあれ、終わってやれやれです。


さて、本日のコーディネートです。
●着物は、京都「染の北川」藤グレー地道長取り紋縮緬無地。

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1月31日、21日、10月23日と同じです。

本日のドレスコードは、無地以上。
これは無地の紋なしです。


●帯は、京都西陣「川島織物」の白地錦織名古屋帯。

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4月8日と同じです。

いろいろな色が入っているので、どんな色の着物にも合います。
名古屋帯ですが、ちょっとかしこまるときの帯です。

●帯揚げは、白地に紫の小さい絞りの紋縮緬。
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こんな絞りはどう表現したら良いんでしょうね?
意識しないと、ほとんど絞りは出ません。

●帯締めは、白冠(ゆるぎ)赤房。
3月19日と同じです。



無地は、色が個性を際立たせます。
だから、自分に似合う色が大前提。

しかし本日は、それだけではないことを痛感しました。

本日の私の色は、場面と立場に添うものだったか?
うーん・・・
受験生としては、もう少しはっきりした色の方がグループ全体として美しかったかも知れません。

しかし、ない袖は振れない。
箪笥にあるもので考えるなら、帯を濃い地にするか、小物に色味を足すか。
そんな方法もありました。

場面と立場に応じた色無地コーディネートは難しい!

次の試験のときはしっかり考えることといたしましょう。






 なくてはならない大島もどき 

2017/04/15
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本日は、日本舞踊の稽古でした。

本日のコーディネート。
●着物は、紺地大島もどき。
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4月11日、2日と同じです。
2月~3月は手入れに出していました。
1月までに10回以上着たかな。

本場大島に比べると軽やかさはありません。
でも、しっかりした固さも長所です。
裾さばきは問題なし。
帯も合わせやすい。

褒めそやすほどのものではありませんが、なくてはならない存在です。

●帯は、生成り生紬(?)地板締め絞り名古屋帯。
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斜めの線は板締め絞りだと思います。
板締め絞りとは、たたんだ生地を板で両面を挟み締め、折り目や端を染料に浸して染める技法です。
浴衣の柄にもよく見ます。

太鼓と前には、型染めっぽい謎の柄もあります。
生紬風の生地ですので、私は春と単衣の時季に使います。

実は出自不明のリサイクル品。
情報お持ちの方は、是非ご教示くださいませー!

●帯揚げは、緋褪色(ひざめいろ)濃淡紋縮緬。
4月11日と同じです。
濃淡だけではなく、江戸小紋のような柄も入っています。
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●帯締めは、薄ベージュに朱のラインの真田紐に黒と緑のガラスの帯留め。
3月15日、5日と同じです。
帯留めの金具が大きくてユルユルのときは、紐を2本通します。
かなり安定しますよ。
本日も黒を下に使っているのが少し見える?
見えるのも、また良しです。

朱のラインと、帯揚げの緋褪色が呼応します。



4月から地唄「萬歳」の稽古が始まりました。

本舞台では、中央後方に板付きで始まります。
間口一杯の座敷。
「大平(おおひら)」とか「大平舞台」といいます。
曲が始まると、7歩すり足で舞台中央に前進するのですが、
2歩目は部屋の敷居を超えるので、ちょっと足を上げます。

これをお師さんがすると、本当に可愛らしい!

素敵なお師さんを真横・真正面で見せていただけるのも、稽古の値打ちです。
そんなことより
「早よー、覚えてや」
と叱られそうですが。





 「大阪城」「文楽」に大島紬で 

2017/04/14
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本日は、きものでお出かけ。
本当に良いお天気でした。
日傘を忘れたのは失敗。

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大阪城です。

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そして、国立文楽劇場。
4月文楽公演、夜の部です。

充実した一日でした。


本日のコーディネートです。
●着物は、泥大島紬。
3月15日、11月12日、10月28日と同じです。

私の中では春と秋の着物。
微妙な色で大きな市松になっています。
絣ではないので、無地感覚で着ることができます。


●帯は、濃黄緑色塩瀬地御所解模様名古屋帯。

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御所解模様は季節に関係なく使えますが、これは地色が春っぽいかな、と思います。
柄も桜や水辺が描かれているので、私は春用として購入しました。

柄の小ささや、画面を四角に切り取っている点は、京風ではなく東京好みだと思います。

●帯揚げは、白地赤の飛び絞り紋綸子。
4月6日ほか、今シーズンに15回くらい使っています。
赤は私の右に少し出ているだけです。

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●帯締めは、東京上野「道明」の冠(ゆるぎ)曙色。
この色は、着物の泥の色と相性が良いように思います。

11月12日と同じです。
この日も、本日と同じ泥大島を着ていました。



大阪城がこんなに素敵だとは、大発見でした。

詳細は後日。






 「きもの教室」今期第1回 

2017/04/13
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本日は、私の主宰する「きもの教室」でした。
午後6時半からですが、練習が終わればお抹茶タイムもあるんですよ。
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大阪市弁天町ORC200の生涯学習センター和室。
興味を持ってくださった方は、PCビューのプロフィールをご覧くださいね。

さて、本日の私のコーディネート。
4月~6月(全6回)の第1回だったので、すこしかしこまったコーディネートです。

●着物は、紺地江戸小紋調付下げ。
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大小あられの江戸小紋ですが、裾と袂(たもと)が少し明るくなっている付下げです。
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本日は、紺ワンピースを着ているようなイメージです。

●帯は、京都西陣「浅田」のさびブルー地花丸紋つづれ帯。

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4月1日、3月11日と同じです。

この帯は、かなりすごい。
何でもない付下げを、見事にランクアップしてくれました。

仕事着を、個性的かつ華やかに。
あら、CAさんのスカーフみたいなものかしら?

●帯揚げは、サーモンピンク濃淡にグレーの雲紋縮緬。
帯の柄の色と同化させました。

●帯締めは、ひわ色に薄ピンクぼかし平打ち。
両房がひわ色なので、私はピンクを自分の左にします。
これも帯の柄の色と合わせました。


本日の床に掛けたのは、四代目長谷川貞信の「汐干狩り」。
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(部分)

朝日座時代の文楽を知っている人には懐かしいはず。
貞信は番付の表紙を描いていた人です。

お茶室ではこういう絵はあまり掛けませんが、
お時候でもありますし、
4月は生徒さんと文楽を観に行く予定ですので、これにしました。
もちろん、生徒さんも「きもの」で行きますよー。


お花は、スーパーで買ったもの。
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●スプレー菊
●透かしゆり



4月~6月の教室は、
・外出着(小紋または紬に名古屋帯)のレベルアップ
・浴衣と半幅帯
・二重太鼓
・涼しく着るための工夫
・単衣薄物のコーディネート
などを予定しています。

生徒さんも、私も、きっと新しい何かを見つけることができるでしょう。
期待に満ちた第1回目でした。






 「通り抜け」「大川」の桜、可愛らしい! 

2017/04/12
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本日は、大阪造幣局の「桜の通り抜け」に行きました。
よろしければ4月10日の記事もご覧ください。


最寄り駅からまばらな行列状態で、「南門」前に到着。
だいたい4時ごろでした。

門の前には、平日のこんな時間ですが、かなりの人です。

門の左側に、カウンターを必死に押しているお兄さん達がいました。
入場フリーですから、こうやって入場者数を数えているんですね。

カメラを向けるのが気が引けて、素通りしてしまいました。

門を入るとすぐに美しい大きい木があって、みんないきなり撮影開始。
警備員さんが「立ち止まらないでください」と拡声器で叫んでいます。
外国語のアナウンスも聞こえます。

あらー、平日なのにー?

少し行くと、やっと落ち着いて人が流れています。

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全体的には三分咲き。
木によってずいぶん違います。

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陽が照ってきました。
青空にピンクが美しい。


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「造幣博物館」
「通り抜け」期間は休館です。


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「旧正門」
明治3(1871)年の創設時のものです。


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「創業当時のガス燈」
当初は日本初のガス燈による街灯で、見物人が多数訪れたそうですよ。



「北門」から出て、本日はJR桜宮駅に向かいました。
(ちなみに、このルートは少し遠い。
「北門」の手前の「公園おり口」から出て、大川端を南門方向に戻る方が多分近いですよ。)

大川沿いに歩くと、これまた美しい桜並木!
帝国ホテル前を少し過ぎた辺りです。
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対岸の桜も美しい!

源八橋に近づきました。
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源八橋から南を望んでパチリ。
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写真の真ん中に小さく見えているのは大阪城。
目の前は、かつての貯木場を活かした親水空間です。



「通り抜け」の入り口付近では、あまりの雑踏と雑音。
このブログでご紹介したことを後悔する寸前でした。
でも、思い思いに咲いている花は、本当に可愛らしい!
来て良かった-!!


公式データによると、本日(2017/4/12)の入場者数は、97,660人。

お兄さんたち、頑張りました!






 栗梅色昼夜四分紐を使いたい・・・ 

2017/04/11
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本日は、日本舞踊の稽古でした。

本日のコーディネート。
●着物は、紺地大島もどき。

20170411 1

4月2日と同じです。
いつもの稽古着。

同じ着物なのに、しっくり身に添うときと、ギクシャクするときがあります。
これだけは着物のせいにするわけにはいきません。

着物に優しくしてもらうには、こちらが優しくなるしかないようです。

●帯は、鳥の子色塩瀬地桜草柄名古屋帯。

20170411 2

4月6日、3月13日と同じです。

今、世の中は桜だらけ。
私は少しはずして、桜草にしました。

●帯揚げは、緋褪色(ひざめいろ)濃淡紋縮緬。
帯締めの色と同系の、少し強めの色にしました。

●帯締めは、栗梅色昼夜四分紐。

20170411 3

「昼夜」というのは両面使えるということ。
本日は帯の雰囲気に合わせて、少し金糸のある方にしました。
反対側は無地です。
帯留めにも使えます。
お得!

色は春っぽくありませんが、春の雰囲気は帯の「桜草」にまかせました。



本日のコーディネートの要は、栗梅色の昼夜四分紐。
実は、4月6日に買ったばかりで、これを使いたかったのが本音です。
(#^.^#)・・・


コーディネートは、ほとんど自己中心的です。







 「桜の通り抜け」今年は4月11日~ 

2017/04/10
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本日、「桜の通り抜け」の日程が発表されました。
大阪市北区の「造幣局」です。
今年は「4月11日(火曜日)~17日(月曜日)」とのこと。
遅咲きが多いので、例年、4月中旬が多いようですね。

20170410 1
(Wikipedia 2016年)
いまや伝統行事のひとつです。

造幣局は、もちろん、明治になってできたものですが、
その「桜」はそれ以前からのものでした。

天保・弘化年代(1830-1847)に、伊勢国津藩主の藤堂家大坂倉屋敷の堤に桜を植えたのがはじまり。
毎年の花見時期に屋敷を開放し観桜させる桜狩りを催した。

明治政府により没収された蔵屋敷の一部は、明治4(1871)年に造幣局として整備され開業した。
その後、明治16(1883)年に、当時の造幣局長が「役人だけが花見をしてはいけない」と一般に公開された。

大阪大空襲で多くを焼失したが、職員らが蒐集し、多品種の桜並木が復元された。
(Wikipediaを参考にしました)

その時代時代の、いろいろな人の気持ちが今につながっているんですね。
こんなストーリーを知ると、興味倍増です。


基本情報(「造幣局」のサイトより)
●日程 
 4月11日(火曜日)~17日(月曜日)
●時間
 平日 午前10時~午後9時
 土日 午前9時~午後9時
 (日没後ライトアップ)
●ルート 
 南門(天満橋側)から北門(桜宮側)への一方通行
●アクセス 
 地下鉄・京阪「天満橋」から徒歩15分
 JR東西線「大阪城北詰」から徒歩15分
●今年の桜
 「鬱金」
●種類・本数
 134種350本

20170410 2
(資料)



昨年(2016年)は、70万人あまりの人が訪れたとのこと。
夜のぼんぼりライトアップも良いものです。 お近くの方は出かけてみませんか?





 染織光悦會の心意気と誇り 

2017/04/09
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本日は、京都文化博物館に出かけました。

20170409 3

別館です。

日本の近代建築の祖というべき辰野金吾とその弟子・長野宇平治が設計し、明治39(1906)年に竣工した日本銀行京都支店です。
明治を代表する洋風建築として昭和44(1969)年に国の重要文化財に指定されました。
京都文化博物館建設に際し当初の姿に修理復元し、保存するとともに無料で公開しています。
(「京都文化博物館のご案内」を参考にしました)


本日の目的は、この別館一階で開催されていた「染織光悦會展」です。

20170409 2

「染織光悦會」会員は次の9社。
・(きものの丸三)イトカワ
・(帯)岩田
・(織)室町の加納
・(染)千艸屋
・(呉服)に志田
・(帯)帛撰
・(絞)藤井絞
・(染織)みやした
・(織)矢代仁
(イロハ順)

昭和3(1928)年、先代若松華瑤氏(帯の若松)等の声かけにより、染織界への影響著しい、琳派の師、万能の天才本阿弥光悦翁に感謝、報恩の意を尽くすを目的として発会。
当日は商いをせず、同人研鑽を主とする作品展。
会場は、光悦寺、国際会議場、愛染倉とうつり2001年より京都文化博物館。
(「矢代仁」のサイトを参考にしました)

私は、以前の職場の大先輩の弟さんが「室町の加納」の会長というご縁で、ご案内をいただきました。

「室町の加納」は、織物の良い物を全国に卸している会社です。
本日も、村上良子氏(人間国宝)作品、大島紬、結城紬、士乎路紬(石川県)、みさやま紬(長野県)、宮古上布、と逸品が勢揃い。

女性の社員さんが説明してくれました。
まだお若いのに染織をよくご存じで、熱心にいろいろ教えていただきました。

こういう方に出会うと、なんだか嬉しいです。

お召しになっているのは、郡上紬。
人間国宝、故宗廣力三さんのものだそうです。

20170409 1

色はすべて山の木や草からいただいているとのこと。
触らせてもらうと、ふんわり柔らかくて、着心地の良さが伝わります。

こんな写真も会長の許可をいただいて撮らせていただきました。

20170409 5



もちろん他社も同様に逸品ぞろいです。
どれを見ても、何回見ても、見飽きるものはありません。


年に1回、1日かぎり。
入場無料。
心意気と誇りの詰まった展覧会です。

来年ももし案内をいただいたらお知らせいたしますので、是非お出かけくださいませー。






 きものは、子どもへのメッセージ 

2017/04/08
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本日は、お世話になっている学校の入学式でした。

20170408 3

一歩を踏み出した人たちは、いつも素敵です。
一人ひとりに「すごく輝いているよ!」と伝えたい気分でした。


本日のコーディネート。
●着物は、京都「伊と幸」の香色無地黄金繭牡丹唐草一つ紋。

20170408 2

12月20日と同じです。

この生地の絵緯糸(えぬきいと)にはインドネシア産の黄金繭が使われています。
黄金繭の染まりにくい特性を活かし、地紋が黄金に光ります。

20161220 黄金繭色無地 (2)

私は、末席とはいえ新入生を迎える側に座るので、入学式や卒業式は無地の一つ紋にします。
入学式は卒業式より少し華やかな色で、ワクワクの気持ちを表現します。

●帯は、京都西陣「川島織物」の白地錦織名古屋帯。

20170408 1

「錦」というのは、さまざまな色糸を用いて織り出された絹織物の総称です。

名古屋帯ですが、柄に格があるので紋付きに問題なし。
飛柄の小紋から、軽めの訪問着までOKです。

1996年購入。

●帯揚げは、白地に朱の飛び絞り紋綸子。
薄色無地の方が上品だったかな・・・
来年(?)はそうしよう!

●帯締めは、白に薄緑ぼかし平打ち金糸交じり。
3月25日、24日、2月26日、12月4日、10月23日と同じです。

私は卒業式は白にしますが、入学式は少し色を入れます。



本日の保護者席には、きもの姿は見えませんでした。
残念。

もし保護者で出席されるのなら、ぜひ訪問着や付下げで華やかに。

親の喜びがストレートに子どもに伝わると思います。
子どもにとって、自分の存在に深い意味を感じるとき。

いつも洋服のおかあさんこそ、効果抜群ですよー!





 「松岡姫」の帯揚げに納得 

2017/04/07
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昨日は、京都に出かけました。
午前中のお花見については、よろしければ昨日の記事をご覧ください。

午後は、和装品等の企画製造卸「井登美株式会社」京都本店でお買い物です。

20170407 1
(井登美株式会社のサイトからお借りしました)
このビル全部が、私たちキモノビトにとってラビリンス(迷宮)!

創業109年の老舗。
和装小物の「いいもんやさん」です。


私がまず選んだのは、礼装用帯揚げ。

もちろん我が家の引き出しの中にそれらしいものはあります。
デパートに行けば、売るほどある。
でもナーンカ納得できるものがなかったのです。

で、決めたのがこの「松岡姫」。

20170407 3

地紋は、紗綾形と七宝の道長取りの中に唐花・草花が見えます。
金の縫い取りなんか全然ありません。
単なる白生地です。

でもね、ウフフ。
まず光沢に目を見張ります。
手に持つと、少しヒヤッとして、しっとり優しい。
上等の絹の手触りは人を癒やしますね。

端には「井桁に登」の井登美マークと「心美優華」「松岡姫」が織り込まれています。
「井登美株式会社」のオリジナルです。
帯揚げを「松岡姫」で、という一流にこだわる意気込みが素敵。


「松岡姫」は山形県出羽三山の霊峰月山の山麓に広がる、羽黒町松が岡地区を中心とする限定地域から産出された繭を原料として使用しています。
この地区は明治5年の開墾以来、120余年の歴史を持ち、ここでできた原料繭から生まれる細繊度13デニールの生糸を使って、弾力性のある、大変優れた光沢としなやかな手ざわりの織物を織り上げることができました。
(第52回(1999)製糸夏期大学講演『シルクブランド松岡姫の商品化とその流通』(株)伊と幸代表取締役 伊藤公一 を参考にしました。
上記夏期大学は、独立行政法人農業生物資源研究所(現在は国立研究開発法人農研機構に統合)生活資源開発研究チーム内の製糸技術研究会が主催していた研究会です。
「製糸夏期大学教材集」というサイトから全文を見ることができます。
以下、青字は同じです。)

1999年の少し前に「松岡姫」というブランドが生まれたんですね。

「松岡姫」は最高質の細繊度である13デニール(長さ9㎞の糸の重さが13グラム)の生糸であると同時に、その生糸で織り上げた白生地までの統一ブランドです。

13デニールの糸は、織るのもたいへんな技術だと思います。

私どもは、日本の文化としてのきものは、あくまでも、日本の風土(土・水・光・風)に育まれた糸を使って、日本人の繊細な感性で織り上げられたものが、本来一番ふさわしいとの考えをもっております。

信念ですね。
ブレがない。
(株)伊と幸の社長さんはこのブランドのプロデューサーです。
格好いい!

なお、この「松岡姫」は、明治以来、繭の産地として優れている山形県が農林水産省の繭ブランド産地育成事業の一環としてスタートした新しい事業企画の一つでもあります。

山形県、やっぱり頑張っている!



「松岡姫」は細繊度であるがゆえの染めやすさ、均一な染め上がり、色映えのする染め上がりも特徴なんですって。
白生地のままは、ある意味、もったいない。
でも、そこが「井登美株式会社」の意気込みでしょう。

ますます、ウフフです。


他には、こんなものも選びました。

20170407 2

もちろん、どれも日本製。
コーディネートの巾が広がりそうです。



帯留めも、バッグも、浴衣も良いものだらけでした。

小物は大もの、実感です。





 大島紬で京都御苑のお花見 

2017/04/06
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本日は京都に出かけました。

「京都はんなり着物歳時記」というブログを主宰するanessaさんに誘っていただいて、京都御苑のお花見と、「井登美株式会社」京都本店でのお買い物です。


本日のコーディネートです。
●着物は、黒地横段本場大島紬。
20170406 3

京都は午後から雨の予報でしたので、大島にしました。
3月18日、16日、12日、2日、2月25日、21日と同じです。

写真は、京都御苑近衛邸址の枝垂れ桜。
近くの幼稚園(?)の子ども達が後ろを走り回っています。
子ども達は桜に活力を得て、いよいよ活発です。
桜ってすごいなー。

●帯は、鳥の子色塩瀬地桜草柄名古屋帯。
3月13日と同じです。

20170406 4

桜草の開花期は4月~6月。

外国産のサクラソウ属の園芸植物は「プリムラ」と呼びます。
プリムラではない日本の桜草の実物は見たことがないかも、です。

ちなみに、桜草は埼玉県と大阪府の県花(府花?)。
埼玉県さいたま市田島が原は、桜草の数少ない自生地とのこと。
だから県花なんですね。

大阪府は、奈良県との県境にある金剛山に、桜草の一種の「クリンソウ=九輪草」の原生種が自生していることが主な理由なんですって。
(「世界の国花・日本の県花」というサイトを参考にしました)

●帯揚げは、白地赤の飛び絞り紋綸子。
少し野暮ったい桜草の帯には、飛び絞りがあうように思います。

4月1日、3月25日、11日、7日、6日、2月26日、11日、1月25日、23日、17日、14日、12月10日、11月16日、12日、10日と同じです。

多分、10年くらい前に購入したもの。
これだけ使うとさすがに絞りの目もへたってきました。
シワになりにくい生地なので、お気に入りなのですが・・・。

●帯締めは、東京上野「道明」の冠(ゆるぎ)裏葉。
3月13日、2月11日、3日と同じです
ぼんやりとした緑色が、桜草の帯に合うように思います。



京都御苑は手入れの行き届いた素晴らしいスペースです。
さすが、京都。
桃や木蓮も美しいのですが、目指したのはこれ。

20170406 9

御苑北西の「近衛邸址の枝垂れ桜」です。
やはり「枝垂れ」は優雅かつダイナミック!

今年は少し満開が遅くて、本日は本当に見頃でした。

20170406 8

anessaさんから写真もいくつかいただきました。
ありがとうございました。



午後は「井登美株式会社」京都本店。
めくるめくラビリンス(迷宮)です。

私は何が似合うの?
私は何が欲しいの?

自分との対話が迫られます。





 輪違屋さん見聞録(後編) 

2017/04/05
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本日は、昨日「輪違屋さん見聞記」の続き(後編)です。


広間に全員がそろうと、ちょっと10代目当主さんのお話があって、いよいよ「かしの式」。
学院の先生から
「かしの式の間はお写真を控えましょう」
とのお声があって、みな神妙です。

「かしの式」の太夫登場直前。
20170405 1

「かしの式」は、いわゆる「顔見せ」です。
写真の左から太夫が登場し、少し斜めに座り、盃を手に取りお客に見せます。

全員の目は、優雅な太夫の動きに釘づけでした。


次は、お茶のお点前です。
桜木太夫さんでした。
袱紗を右脇に挟む所作がなんだか武士っぽい。
動作にメリハリがあって、凜として素敵でした。

お客の代表一人が禿が運んでくれたお茶をいただきます。
なんと、これが私。
実は前もって先生から言われていました。
お干菓子もお茶も美味しかった、
と思うけどホントはあんまり覚えてないのよね、残念。

おまけに写真も撮れなかった、これまた残念。


次は胡弓の演奏です。
20170401 2

演奏しているのは桜木太夫さん。
太夫2年目の二十歳。
デビューの日のお座敷が、2年前の装道の校外研修だったんですって。
ご縁ですね。

ちなみに、演奏時に着ている打ち掛けは染めです。
織や縫いは重すぎるとおっしゃっていました。
そーよねー。


次は「舞」です。
20170405 2

20170405 3

舞は如月太夫さん。
品格と女性らしさが同居していて、素晴らしいー。
あとでお聞きすると「伽羅のかおり」とのこと。
残念ながら知らない曲です。

島原は「篠塚流」「井上流」「花柳流」を経て、現在は特定の流派はないとのこと。
(Wikipediaを参考にしました)

太夫のお名前もそれぞれ素敵ですね。


このあと、二階の見学をさせていただきました。
(よろしければ昨日の記事もご覧ください)


一階の広間に戻って、禿ちゃんたちはここまでです。
20170401 9



いよいよ宴会。
10代目当主さんも太夫さん達も席を回ってお話ししてくれます。

桜木太夫さん。
20170405 5

桜木太夫さんの後ろ姿。
20170405 6

太夫の頭は地毛。
桜木太夫さんは、腰くらいまである、とおっしゃってました。

如月太夫さん。
20170405 7 (2)

如月太夫さんは、お話し上手で、嫌みなく場を盛り上げてくれます。
中堅というところでしょうか。

下は如月太夫さんの打ち掛け。
色は渋めですが、刺繍が本当に豪華です。
20170405 8




文字通り、時間を忘れました。
宴が終わったのはいったい何時だったのでしょうか?


音に聞くだけだった島原が、くっきりと印象に残りました。



 輪違屋さん見聞緑(前編) 

2017/04/04
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先週、4月1日土曜日に、京都島原「輪違屋」さんに行きました。

「輪違屋」さんは、現在も京都の島原で営業されている「置屋」兼「お茶屋」。

「置屋(おきや)」というのは太夫・芸妓・舞妓などを抱えておく家のことで、教育も担います。
「揚げ屋」や「お茶屋」に太夫・芸妓・舞妓を派遣します。

ちなみに「揚げ屋」には台所が有り、「お茶屋」は料理は外注。
(Wikipediaを参考にしました)

「輪違屋」さんは、現在太夫さんのみ(5人とのこと)を抱えています。
創業は元禄元年。
お茶屋も兼業するようになったのは明治5年からだそうです。
この建物は昭和59年に京都市の登録文化財に指定されました。

「島原」は、ほかの花街も「古いとこどすさかいになあ」と敬意を払います。
旧記に、「応永四年(1392)・・・・我が国遊郭の根源なり」とあり、すでに700年以上の歴史。
現在の場所に移転を命じられたとき、その前年に起こった肥前国の「島原の乱」のように慌ただしかったから、というのが、一般にいわれる「島原」の語源です。
(『京の花街』渡会恵介:大陸書房を参考にしました)

「島原」は1971(昭和56)年に京都花街組合連合会を脱会しました。
規模も小さいからか、花街として祇園や先斗町ほど一般的ではないようです。



さて、4月1日は、装道礼法きもの学院仙台校・福岡校・大阪校教授科(着装)の校外研修でした。
総勢約50名が「輪違屋」さんのお座敷に伺いました。

午後5時に大門前に集合です。
20170404 9

写真の右側に「出口の柳」があります。
地唄にもあるので、写真に入れてもらえば良かった・・・。

少し歩いて、「輪違屋」さんの前へ。
みんなワクワクです。
20170404 10

20170401 8

20170404 2

一見さんお断りです。
でも、一旦入れてくれると、写真は取り放題。
へー。
20170404 4

暖簾の奥が一階の広間です。


広間で「かしの式」「お茶点前」「胡弓演奏」「舞」を見せていただいたあと、
二階を見学させていただきました。

20170404 11

10代目当主が「こんなん、西日よけやし。」と言う打ち掛け。
いえいえ、豪華です!

客室「紅葉の間」。
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客室「傘の間」。
20170404 8

大胆なデザインの襖が目に飛び込みます。
道中のとき、太夫に差し掛ける傘そのままです。
長柄のさしかけ傘は、天正・慶長の頃までは武士でもよほどの家柄でないと許されなかったもの。
(上記『京の花街』)
「松の位」と言われた、太夫なればこそです。



後先になりました。
広間では、まず最初に「かしの式」を見せていただきました。
「かしの式」は、「貸しの式」らしい。

いわゆる「顔見せ」。
太夫が一人一人、ここでお客と対面するのです。

太夫は右側の高坏(たかつき)に載っている盃を手に取り、お客に見せます。
太夫が自分をアピールする時間。
2分程度かなあ。
まさに音のない舞の世界!
斜めに座っていますが、目や肩や手は大きく動くんですよ。
だからこそあの衣裳に負けない表現ができるのだと思いました。

禿は近所の小学生さんだそうです。

「かしの式」の後、太夫がお茶のお点前と、胡弓の演奏、舞を披露。

20170401 2



このあとは後日(後編)に続きます。





 今年の「清明」は4月4日 

2017/04/03
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明日、4月4日は二十四節気の「清明」です。
二十四節気は、一年を24に分けて季節を表す名称。

旧暦の時代には、農耕に欠かせないものでした。
太陽暦の現代でも、季節の節目を示す言葉として使われています。


●春の二十四節気 (日付は2017年)

立春(りっしゅん)=2月4日
雨水(うすい)=2月18日
啓蟄(けいちつ)=3月5日
春分(しゅんぶん)=3月20日
清明(せいめい)=4月4日
穀雨(こくう)=4月20日


「清明」は
清浄明潔の略とも言われ、東南風の吹く春の良い季節という意味である。
(「カラー図説日本大歳時記」講談社 を参考にしました)

年によると、桜の満開と重なることもあります。
今年は、開花がやや遅めでしたね。
大阪はまだ満開には至らないようです。



京都では、「都をどりin春秋座」が始まりました。

「春秋座」は京都市左京区の京都造形大学内にある劇場です。
2001年オープン。
最大座席数846席。

例年とは、場所以外も細かいところが、かなり違います。
例年の60分でさえ短いのに、今年は45分!
昨年より200円安いけれど、なんだかねー。
(2017の基本情報と例年との比較は、よろしければ11月29日「都をどり2017どうなん?」もご覧ください。

聞いたところによると、最後の回の芸妓さん・舞妓ちゃんは最初のお座敷には間に合わないらしい。
祇園から遠いもんね。


下は、3月31日のKBS京都の画面からお借りしました。
大ざらえです。

20170403 4
第一景 置歌


20170403 2
第三景 鞍馬山牛若兵修行


うーん、どうしよう・・・
今年は行かないつもりですが、こうして見ていると、興味は湧きます。
ヒョイと出かけるかも、です。

ちなみにチケットは、平日なら一人くらい何とか買えるようですよ。






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プロフィール


fumiko

Author:fumiko
1954年生まれ
大分県別府市出身
大阪市在住

【お仕事帰りのきもの教室(お抹茶つき)】
●とき:月2回 原則第2・第4木曜日 18:30~20:30
●場所:大阪市「弁天町ORC200生涯学習センター」茶室
●内容:外出着の着装(初心者向き)とお抹茶のいただき方 
●お問合せ:上記学習センター(06-6577-1410)へ

【資格】
●公益社団法人全日本きものコンサルタント協会会員(1級きものコンサルタント) 
●表千家茶道講師
●中高教員免許(国語)

【趣味】
●きもの:20代から何とか自分で着ていましたが、2010年より装道礼法きもの学院大阪校で学び始めました。
●茶道:中2から始めて、今もぼちぼち続けています。
●歌舞伎:若い頃ははまっていましたが、今は年に1~2回程度。
●日本舞踊:数年前からマイブームです。ぼけ防止に最適?


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