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fumiko先生のキモノ手帖

 ゆかしい「きもの」を軸にして、季節の行事と日本のしきたり、お茶、日本舞踊、歌舞伎、文楽、能などについて、日々の発見や思いをつづります。   小さな「きもの教室」(難波市民学習センター)の、過去・現在・未来の生徒様たちへの通信も兼ねて。
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 歌舞伎愛好会「ひのき会」月例会 2023/05/28 

2023/06/02
こんにちは。
fumikoです。



先日ですが、お茶の「資格者講習会」のあと、歌舞伎愛好会「ひのき会」の月例会に行きました。
私が出席できたのは1月以来です。

今回は遠来のメンバー出席というお知らせがあったので、楽しみに出かけました。
お一人は東京から、もうお一人は岐阜からです。
そのこともあって、今月の出席は12名でした。
90代1名、80代3名、70代5名、60代1名、50代1名、40代1名(推定含む)。
相変わらず私は若手で、下から3番目でした。

昔話に花が咲き、先輩達の記憶力に舌を巻きました。
下の写真は、昭和33年「七人の会」第一回公演の番付のコピー(A2版)です。
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第一回から第三回までのコピーを、90代の大先輩から全員がいただきました。

関西で公演がなかったころの、関西に住む役者たちの自主公演です。
「沼津」では十兵衛(誌面では重兵衛)が二代目鴈治郎、平作が十三代目仁左衛門です。
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丹念に見ていませんが、秀公(今の我當)の名はありますが、今の仁左衛門はまだ中学生ですから出ていないようです。
又一郎というのは、林与一の祖父。

これらの芝居について、この人のこういうところが良かったとか、あの演出はどうだったとか、まるで昨日のことのようにお話しされていました。
何度も聞いたことのあるお話しですが、嫌にならないのは不思議。
私の記憶力がいい加減で、丁度良いのかも知れません。

メンバーに猿之助のファンはいないので、その話はほとんど出ませんでした。
そもそも今の歌舞伎に興味がある人が少ないのです。
浮き世離れ、とはこのことかも知れません。


この日の私のきものは、
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薄緑地あられ小紋単衣に薄さびブルー地唐花文つづれ帯。
コーディネートの詳細は後日にいたいます。


各地で大雨の影響が出ています。
皆さま、どうかご安全に。

明日も良い日でありますように。





 表千家同門会大阪支部「資格者講習会」 

2023/06/01
こんにちは。
fumikoです。



先日ですが、大阪美術倶楽部に行きました。
表千家同門会大阪支部「資格者講習会」です。
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科目は
・茶入飾(飾物五箇条)
・組合点(習事八箇条)

講習会場はいつもの3階と4階です。
各階の大広間でそれぞれ100人ほどが稽古を拝見し、解説をお聞きするという形式です。
私は4階の井上順一宗匠の会場に伺いました。

稽古の後には、資料を使って講座もありました。
水指の形、歴史、道具などについて答案を解説していただきます。
なかなか覚えられるものではありませんが、お話しはじんわり染みました。

コロナ前に戻って2階に呈茶席もありました。
嬉しい傾向です。


この日の私のきものは、
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薄緑地あられ文小紋単衣に薄さびブルー地唐花文つづれ帯です。
コーディネートの詳細は後日にいたします。


アッと言う間に6月になってしまいました。
今月のコーディネートは、前もって考えるのが難しいです。
気温も定まらないし、雨もあるし。
まあ、それも楽しみの一つといたしましょう。


明日も良い日でありますように。





 濃紫地結城縮単衣・生成り麻地絵皿文名古屋帯で「草津宿本陣」等 

2023/05/30
こんにちは。
fumikoです。



先週ですが、滋賀県草津市「草津宿本陣」「草津宿街道交流館」に行きました。
その日の私のコーディネートです。

●着物は、濃紫地一本草縞結城縮単衣。
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草かどうか分からないような柄が縦に走っています。
生地は本当に軽くて柔らかくて着やすいし、着心地も言うことなし。
結城ですから滑りは良くないので日本舞踊の稽古には向きませんが、この日のようなお出かけにぴったりだと思います。

●帯は、生成り麻地絵皿文名古屋帯。
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麻の帯は絹に比べると価格がリーズナブルなので、いろいろ楽しめます。
これは柄に季節がないので、さらにお得だったと思っています。

●帯揚げは、極薄ピンク地黒のドットと林檎柄紋縮緬。
黒のドットも林檎もほとんど見えていませんが、身につけるだけで楽しい帯揚げです。
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●帯締めは、「道明」奈良組四色段紫・赤紫。
着物の色にも帯の柄の色にも合うと思います。


明日も良い日でありますように。





 滋賀県草津市「草津宿本陣」「草津宿街道交流館」 

2023/05/29
こんにちは。
fumikoです。



一昨日ですが、滋賀県草津市に行きました。
草津は東海道と中山道の分岐点で、昔は交通の要衝。
今も街道筋には立派な家(と趣のあるマンション)が並ぶ街でした。
訪ねたのは、「史跡草津宿本陣」と「草津宿街道交流館」です。

「草津宿本陣」は江戸時代の姿をよくとどめているとして国の史跡に指定されています。
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敷地1305坪、建坪468坪、表間口約26㍍×奥行き約111㍍。
広大なお屋敷です。
明治時代以降は栗太郡役所や中央公民館として利用され、その都度増改築が行われたとのこと。
今では草津の観光ポイントとなっています。
「財産の維持活用」とは、こういうことかと感じました。

チケットを購入して草履を脱いで入ると、畳廊下が真っ直ぐ続いていました。
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入り口から見ると、一番奥の左側が上段の間。
お殿様用のお部屋です。
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部屋の外(畳廊下)で。

その奥の渡り廊下を渡ると屋敷の一番奥が湯殿。
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主客(お殿様)専用の風呂場です。
お湯は、屋敷の中心あたりにある広い台所土間の外の湯沸屋形から運んだとのこと。
大きいお屋敷なので、たいへんだっただろうと想像しました。


そこから徒歩ですぐの「草津宿街道交流会館」にも寄りました。
1階奥の狭いコーナーでしたが、浮世絵摺り体験をさせてもらいました。
ゴムの版木にローラーでインクを塗って、A5の白い紙を上から置いでバレンでこすります。
4つの版木があって、順に黒→青→緑→赤のインクで摺ると、4色摺の東海道五十三次「草津」が出来上がるという仕掛けでした。
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ズレズレになりましたが、版木がゴムとは言え本格だったので、楽しめました。


この日の私のきものは、
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濃紫地一本草縞結城縮単衣に生成り麻地絵皿文名古屋帯。
コーディネートの詳細は後日にいたします。


明日も良い日でありますように。





 刷毛糊小紋・欧州献上文すくい織名古屋帯で「山村流舞扇会」へ 

2023/05/28
こんにちは。
fumikoです。


先週ですが、国立文楽劇場「山村流舞扇会」に行きました。
その日の私のコーディネートです。

●着物は、ピンク地刷毛糊小紋。
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刷毛で糊を置いてから染めるので、刷毛目が白く残っています。
色も大好きなピンク。
できればもう少し着続けたいと思っています。

●帯は、白地欧州献上文すくい織名古屋帯。
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左右のリボン(?)を献上と名づけているようです。
白地と言っても真白ではありません。
私は付下げにも大島にも合わせます。
どんな着物もワンランクアップしてくれる帯だと思います。

●帯揚げは、白地に濃い赤の飛び絞り紋縮緬。
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●帯締めは、「道明」笹浪組「桃山」地味。
好きな色が全部入っている帯締めです。
着物も帯も色数が少ないので、こういう帯締めも良いかと思いました。



明日も良い日でありますように。





 国立文楽劇場「山村流舞扇会」 

2023/05/27
こんにちは。
fumikoです。



先日ですが、国立文楽劇場に行きました。
「山村流舞扇会」です。
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山村流家元と一門の舞踊会です。
今年は自由席でした。

思えば、2020年は中止、2021年は8月に延期、昨年は5月でしたが指定席。
やっと以前のような「舞扇会」になりました。
ただ、チラシを見たときから、あまりにも出演者が少なくて驚きました。
しかも出演者19名の内、家元の身内が6名。
ご自身と夫人と息子二人と妹と叔母です。
コロナ禍は古典芸能の世界にも大きな影響を及ぼしたという、一つの証拠でしょうか。

そのなかで印象に残ったのは、
○長唄「座敷舞道成寺」楽風女
○地唄「新道成寺」郁子
○長唄「静と知盛」若
○地唄「狐の嫁入り」友五郎・光・謙江・若有子・楽春・若瑞
です。

「座敷舞道成寺」は厭なところのない、隙のない、安心できる舞だったと思います。
「新道成寺」は、何と言っても衣裳が素晴らしかったです。
黒地に金糸の霞に桜の花の柄ですが、その黒地が黒々としてただならぬ雰囲気でした。
「静と知盛」は40分の大曲です。
若は家元の長男として重圧もあるでしょうが、それを跳ね返していたと思います。
ただ、ときどき顔をしかめる(目を細める)のが少し気になりました。
「狐の嫁入り」は群舞です。
楽正の振付で、私のお師さんも出演していたので目が離せませんでした。


この日の私のきものは、
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ピンク地刷毛糊小紋単衣に白地すくい織名古屋帯です。
コーディネートの詳細は後日にいたします。



明日も良い日でありますように。





 砂色丸花文付下げ・金彩七宝文名古屋帯で姫路城「平成中村座」へ 

2023/05/26
こんにちは。
fumikoです。



先週ですが、「平成中村座姫路城公演」第2部に行きました。
その日の私のコーディネートです。

●着物は、砂色地丸花文付下げ。
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この日は気温が上がらない見込みだったので袷を選びました。
京都「野口」の着物です。
付下げですが、衽や脇や衿で柄が繋がっていません。
金彩は少しありますが、刺繍はありません。
いわば、小紋の隣。
浜ちりめんで着心地も良いので、お気に入りの一枚です。

●帯は、極薄グレー地金彩七宝文名古屋帯。
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京都「井澤屋」のオリジナル帯で、ポリエステル素材です。
地色も柄も暑苦しくないので秋口や春~初夏のコーディネートに活躍します。
この日の着物は袷ですが5月に単衣を着るときにもピッタリ。
残念ながら絹の手触りはありませんが、我慢できる範囲だと思っています。

●帯揚げは、白地に青の飛び絞り紋縮緬。
帯締めの青に合わせました。
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●帯締めは、「道明」高麗組平家納経シリーズ「五百弟子授記品」。
このシリーズは、平家納経の美しい色から取材されていて、それぞれにそのお経の名がついています。
このシリーズの帯締めは、ポリ帯のマイナスを打ち消してなお余りあると思います。


明日も良い日でありますように。





 「平成中村座姫路城公演」第2部 

2023/05/25
こんにちは。
fumikoです。



先週ですが、姫路城に行きました。
「平成中村座姫路城公演」第2部です。

姫路駅から100円バスで姫路城まで行きました。
お城に入ってしばらく歩くと三の丸広場があり、三十軒長屋を抜けて中村座です。
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私の席は、1階左1列19番。
竹席、15,500円(税込)です。
座席からパチリ。
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上からもパチリ。
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上手側も。
20230519 2
始まる前の客席は、その期待が分かるほどの大賑わい。
人の話し声でうるさいほどでした。
補助席も出ていたようです。


演目は、
一、「棒しばり」次郎冠者:勘九郎 太郎冠者:橋之助
二、「天守物語」富姫:七之助 図書之助:虎之介

「棒しばり」は踊りの名手がそろわないとできません。
思った以上に橋之助が良かったです。
太郎冠者(橋之助)は後ろ手に縛られているのに、すごいジャンプをしたりゴロンとひっくり返ったり。
若いエネルギーがほとばしる楽しい踊りでした。

今回のお目当ては「天守物語」です。
富姫(七之助)が図書之助に「涼しい言葉だ」と言う台詞が印象に残りました。
声も姿も台詞も上々吉。
今後、ずっと見続けて行きたい役者です。


終演後の姫路城と中村座。
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「天守物語」を上演するのにこれ以上の地はありません。


この日の私のきものは、
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砂色地花丸文付下げに、極薄グレー地金彩七宝文名古屋帯。
コーディネートの詳細は後日にいたします。


私にとってこの日は、2010年の「大阪城西の丸庭園公演」以来の「中村座」でした。
勘三郎が2012年12月に亡くなったときは「一生歌舞伎は見ない」という気持ちでした。
その後、リハビリの甲斐あって、この頃は歌舞伎を大いに楽しんでいます。
そしてついに勘三郎の遺産でもある「中村座」も楽しむことができました。
勘三郎が亡くなったことに「わだかまり」がなくなった訳ではありませんが、何とか乗り越えたような気持ちです。
私にとっては、そういう意味でも記憶に残る「中村座」でした。


明日も良い日でありますように。





 灰緑地鮫江戸小紋単衣・塩瀬地桜草文名古屋帯で日本舞踊の稽古 

2023/05/24
こんにちは。
fumikoです。


連休の期間に、2日連続で日本舞踊の稽古に行きました。
その2日目のコーディネートを記事にするのを忘れていました。
今さらですが、その日の私のコーディネートです。

●着物は、灰緑色地鮫江戸小紋単衣。
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昨日の記事と同じ着物です。
「東レシルック」ですが、生地が柔らかいので着心地は悪くありません。
特に主張がないので、帯や小物を主役にしてくれる着物と言えるでしょう。

●帯は、クリーム色塩瀬地桜草文名古屋帯。
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柄の大きさが京都らしくて、私好みです。
この日のコーディネートの主役です。

●帯揚げは、黄色に濃い黄色の飛び絞り縮緬。
帯の色に寄り添いました。
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●帯締めは、「道明」冠組染め分け赤・薄緑。
冠組は「道明」の中でも一番よく締まります。
この日はこの色が主役の帯を上手に引き立ててくれました。


明日も良い日でありますように。





 灰緑地鮫江戸小紋単衣・金彩七宝文名古屋帯で、日本舞踊の稽古 

2023/05/23
こんにちは。
fumikoです。



先週ですが、日本舞踊の稽古に行きました。
その日の私のコーディネートです。

●着物は、灰緑色鮫江戸小紋単衣。
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「東レシルック」です。
2007年に、京都高島屋で仕立て上がりを購入しました。
私には身幅が少し広いのですが、何とかなる範囲です。

●帯は、極薄グレー地金彩七宝文名古屋帯。
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京都「井澤屋」オリジナルのポリエステル素材です。

●帯揚げは、薄黄色地部分絞り紋縮緬。
目立たない色にしました。
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●帯締めは、「道明」高麗組平家納経シリーズ「五百弟子授記品」。
この日のコーディネートの要です。
この帯締めのおかげで、全体が貧相にならずに済んだと思います。



明日も良い日でありますように。





 御所解文付下げ・松皮菱文すくい織名古屋帯で「歌舞伎鑑賞教室」 

2023/05/20
こんにちは。
fumikoです。



少し前ですが、「きもの教室」のイベントで京都南座「歌舞伎鑑賞教室」に行きました。
その日の私のコーディネートです。

●着物は、藤色地御所解文付下げ。
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初めは単衣を着ようと計画していたのですが、気温があまり上がらない予報だったので、大急ぎで袷を用意しました。
購入したとき、お店の方から京都「菱健」の着物だと聞いたような気がします。
御所解文の分量が控えめなので場所を選ばず、役に立つ着物です。

●帯は、白地松皮菱文すくい織名古屋帯。
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「繊細で大胆」な柄付けが京都らしいと思います。

●帯揚げは、薄黄色地部分絞り紋縮緬。

●帯締めは、「道明」冠組段染め黄色・紫。
どの色も帯の柄の色とほぼ同じなので、きつくなりません。


その日の「きもの教室の」皆さま。
素敵です。
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明日も良い日でありますように。





 地唄「雪」(9) 

2023/05/18
こんにちは。
fumikoです。



一昨日ですが、日本舞踊の稽古でした。
地唄「雪」を稽古しています。

前回で最後までの振りを教えていただきました。
いよいよこれからが稽古の本番です。
本日はここから私の備忘録ですので、舞に興味のない方は読み飛ばしてくださきませ。
「赤字」の部分はお師さんにおしえていいただいた心得(コツ)です。

「花も雪も」から始まります。
下手奥45°を向いて右膝を立てて跪坐。
右手は傘を半開きにして手元ロクロを持ち、右手が帯揚げの前あたり、天ロクロを少し下げる。
左手は袖に入れて右胸。

「はー」は聞いて、「なー」で右足を上げて下手45°にゆっくり向く。

ここは、「歩幅を狭くして」跪坐で座ること。
そうすると右膝があまり上がりません。
下手45°奥から下手45°に回るとき、膝の高さはほぼ同じです。
ジワーッと回って、下手45°では左膝を立てた跪坐になりますが、ガックンと右膝をつかないことが肝心だと思いました。

「もー」では下手から中央まで顔と視線を動かす。
私はここは右肩が付いていかないようにに右肩に力を入れて注意しています。

次の三味線で傘を見て、右手を少し前に出して「傘を少し左に捻って」右に回して少し傘を広げて、
次の三味線の「ツーウン」で左手で手元ロクロ・右手で柄を持って傘を開く。

「ゆーきーもー」で、正面を向いて「両手を同じ高さ」に広げて、立ち上がりながら、だんだん傘も上に向け、まっすぐ立つ。
傘の柄は真っ直ぐ前を向いている位置から、立ったとき傘が真っ直ぐ立っていること。

油断すると傘の柄が斜めになってしまいます。
舞の最初ですから、「真っ直ぐ」を特に意識したいです。

ずいぶん以前ですが、どなたかの「雪」の舞台を見たとき、その方の最初の姿に感動したことがあります。
斜め後ろを向いている背中がすごく美しくて、目に焼き付いています。
どなただったか覚えていないのが残念ですが、いつかそんな「雪」にしたいです。


この日の私のきものは、
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灰緑両面染め江戸小紋単衣に極薄グレー地金彩七宝文名古屋帯。
コーディネートの詳細は後日にいたします。


市川猿之助のニュースは歌舞伎界に激震です。
いろいろな意味で大きな影響があるのではないでしょうか。


明日も良い日でありますように。





 歌舞伎鑑賞教室歌舞伎鑑賞教室」 

2023/05/17
こんにちは。
fumikoです。



先日ですが、「きもの教室」のイベントで、南座の「歌舞伎鑑賞教室」に行きました。
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演目は、
一 歌舞伎の講釈 旭堂南龍・片岡千太郎・片岡佑次郞・片岡當史弥・片岡愛治郞
二 妹背山婦女庭訓「願絲縁苧環(ねがいのいとえにしのおだまき)」 上村吉太朗(お三輪)・片岡りき彌(橘姫)・片岡千次郎(求女)

パンフレットによれば「昨年、7年ぶりに復活した」とのこと。
以前は上村吉弥がよく出演していました。
自由席のときは、南座の前から確か楽屋口の方まで並んだことも覚えています。

今回は(昨年も?)吉弥の弟子の上村吉太朗がシンを勤めています。
昨年の大槻能楽堂での「みよしや会」では、吉太朗の踊りの上手さにビックリしました。
今回は化粧も衣裳も舞台もバッチリですから、見応えがありました。
しかも私たちの席は花道の橫の前から6列目。
花道を引っ込むとき、糸をたぐって切れていることが分かったときの「ハッ!」という息の音が心に響きました。

吉太朗の今後ますますの活躍を期待したいです。



この日の私のきものは、
20230514 6
藤色地御所解文付下げに白地松皮菱文すくい織名古屋帯。
コーディネートの詳細は後日にいたします。



明日も良い日でありますように。





 小豆色地葉文小紋・萌黄色塩瀬地御所解文名古屋帯でお茶の週稽古と「舞踊・邦楽鑑賞会」へ 

2023/05/16
こんにちは。
fumikoです。



先週ですが、お茶の週稽古と「舞踊・邦楽鑑賞会」に行きました。
その日の私のコーディネートです。

●着物は、小豆色ぼかし地葉文小紋。
20230513 3
稲垣稔次郎原画の型染めです。
「お茶」と「舞踊会」というのは、別日なら私ははっきり違うテイストの着物を選びます。
同日なので、実はとても悩みました。
結局、着物はどちらでもないニュートラルな着物にしました。

●帯は、萌黄色塩瀬地御所解文名古屋帯。
20230513 5
帯は、完全に「舞踊会」寄りです。
お茶だけなら絶対に選びません。
私が気にするほどは他人は気にしていない、とは思いますが。

●帯揚げは、サーモンピンク地葉型飛び絞り紋縮緬。
「お茶」に寄せて、着物に近い色で目立たないものにしました。
葉っぱはほとんど見えていません。
20230513 6


●帯締めは、「道明」奈良組耳筋段萌黄。
これは「お茶」も「舞踊会」も関係なく、帯の色に合わせました。



本日は大阪も真夏日の手前でした。
さあ、これからは夏の着物の季節です。
夏を楽しむことにいたしましょう!

明日も良い日でありますように。





 お茶の週稽古 2023/05/13 

2023/05/15
こんにちは。
fumikoです。


先週ですが、「舞踊・邦楽鑑賞会」の前に、大急ぎでお茶の週稽古に行きました。

もちろん風炉です。
準備の段階で鉄の道安風炉に釜を置きましたが、後で遠くから見るとホンの少し傾いていました。
修業不足が否めません。
猛省です。

お菓子は、「うずしお」という銘でした。
今ごろ(3月~5月)が観潮のベストシーズンとのこと。
ちなみに、調べると「観潮」は春の季語でした。
少し出遅れ気味ですが、美味しいお菓子でした。


お茶の週稽古は、
その日の私のきものは、
20230513 5
小豆色地葉文小紋に萌黄色塩瀬地御所解文名古屋帯です。
コーディネートの詳細は後日にいたします。



明日も良い日でありますように。





 教室だより 春のイベント「歌舞伎鑑賞教室」2023/05/14 

2023/05/14
こんにちは。
fumikoです。



本日は、「きもの教室」のイベントで南座に行きました。
「歌舞伎鑑賞教室」です。

4名さまの参加でした。
20230514 2
あいにくのお天気でしたが、3名さまが着物でした。

FUさまはチェックの小紋に猫柄帯+レインシューズというポップなコーディネートが可愛らしいです。
NIさまは、薄色の塩沢をスッキリお召しになっています。
NAさまは、江戸小紋に袋帯の正統派コーディネート。
ちなみに、いつもおしゃれなSAさまは洋服もおしゃれでした。


本日の私のきものは、
20230514 5
藤色地御所解文付下げに白地松皮菱文すくい織名古屋帯です。
コーディネートの詳細は後日にいたします。


本日、ランチは南座から近い「洋食かるみあ」という店にしました。
ハンバーグランチが、野菜も含めて美味しかったです。
スープ・サラダ・コーヒーもついて税込み1,650円はお手頃だと思いました。
南座にも近いので、また伺いたいです。


明日も良い日でありますように。





 国立文楽劇場 新進と花形による「舞踊・邦楽鑑賞会」 

2023/05/13
こんにちは。
fumikoです。



本日は、国立文楽劇場に行きました。
新進と花形による「舞踊・邦楽鑑賞会」です。
20230513 1

地唄「鐘ヶ岬」の舞を見たいと思って行きました。
私も稽古したことがあるくらいですから、振り自体はそれほど難しいところはありません。
しかし、見る人を唸らせたり驚かせたりするのは難しい舞だと再認識しました。

他に舞踊は、長唄「大原女」と長唄「俄獅子」がありました。
ともに舞台の大道具が立派で、華やかな踊りでした。


本日の私のきものは、
20230513 4
小豆色地葉文小紋に萌黄色塩瀬地御所解文名古屋帯。
コーディネートの詳細は後日にいたします。


明日もきものの予定ですが、残念ながら降水確率90%。
連続して雨コートと雨草履の出番です。


明日も良い日でありますように。





 藤ピンク地付下げ・花丸文名古屋帯でお茶研究会と日本舞踊稽古 

2023/05/11
こんにちは。
fumikoです。


先日ですが、お茶の月例研究会と日本舞踊の稽古でした。
その日の私のコーディネートです。

●着物は、藤ピンク地草花文付下げ。
20230507 1
研究会はこれ、と決めた京都「千總」の付下げです。
この日は天気が悪くて気温が上がらなかったので、袷で丁度良かったです。
日本舞踊の稽古は汗ダクでしたが。

●帯は、生成り色地花丸紋名古屋帯。
20230507 3
京都西陣「川島」です。
今年の3月に購入しました。
「千總」との相性は申し分ありません。
主にお茶のシーンで活躍する予定です。

この日は日本舞踊の稽古にも行きましたが、ほぼお茶対応のコーディネートにしました。
日本舞踊の稽古だけなら、染帯にしたと思います。

●帯揚げは、薄黄色地部分絞り丹後ちりめん。
少し甘めの薄黄色が何にでも合いやすいです。
お茶のときは、つまらないくらいが丁度良いと思います。
20230507 4


●帯締めは、「道明」唐組「桐壺」紫。
この帯締めは、私に足りない品格を添えてくれるような気がします。


明日も良い日でありますように。





 グレー地絣柄縮紬・紬無地八寸名古屋帯で、「きもの教室」へ 

2023/05/10
こんにちは。
fumikoです。


先週ですが、「きもの教室」Bクラスでした。
その日の私のコーディネートです。

●着物は、グレー地絣柄縮紬。
20230505 1
この日の4日前の「壬生狂言」にも着ました。
そのとき着やすいことを再発見したので、この日も着ました。
縮(ちぢみ)の生地がサラリとして、5月の袷に丁度良いと思います。

●帯は、生成り色紬地八寸名古屋帯。
20230505 3
結局この帯です。
無難とも言えますが、残念ながら冒険する材料を思いつきません。

●帯揚げは、サーモンピンク地葉っぱ柄飛び絞り紋縮緬。
少し見えている濃い色の部分が葉っぱです。
20230505 4

●帯締めは、「道明」冠組裏葉。
この日の絣柄の着物には、クリアな色の帯締めが合うと思います。



明日も良い日でありますように。





 型染め紫ぼかし付下げ小紋・焦げ茶地市松唐草袋帯で佐川美術館 

2023/05/09
こんにちは。
fumikoです。



先週ですが、滋賀県守山市「佐川美術館」の「山下清展」に行きました。
その日の私のコーディネートです。

●着物は、稲垣稔次郎原画型染め紫ぼかし付下げ小紋。
20230504 2
模様が全部上を向いているので付下げ小紋です。
1989年購入。
私の現役の着物の中で最古参の部類です。
2016年に八掛を紫からクリーム色に替えて仕立て直しました。
自分としては、美術館やコンサートホールなどに向く着物だと思っています

●帯は、焦げ茶地市松唐草袋帯。
20230504 5
京都「勝山」の帯です。
単衣用と聞いていますが、透けているわけではありませんので私は袷にも締めます。

●帯揚げは、薄黄色地部分絞り丹後ちりめん。
京都「きねや」で2019年に購入しました。
20230504 1

●帯締めは、「道明」奈良組四色段紫・赤紫。
白の部分があるので、濃い色の帯の上にも合うと思います。



明日も良い日でありますように。





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プロフィール


fumiko

Author:fumiko
1954年生まれ
大分県別府市出身
大阪市在住

【きもの教室(お抹茶つき)】
●開催日:月1回 平日夜クラス=火or木or金曜日 
         休日朝クラス=土or日曜日or祝日 
●時間:夜クラス18:45~21:00
    朝クラス 9:30~11:45 
●場所:大阪OCAT4階「大阪市立難波市民学習センター」和室or会議室
●内容:外出着の着装
●受講料:2,000円/回 ●入会金:500円 
●お問合せ:コメント欄をご利用ください。
※いつからでも始められます。始めた月から12ヶ月以上続けることをお薦めします。

【資格】
●公益社団法人全日本きものコンサルタント協会会員(1級きものコンサルタント) 
●表千家茶道講師
●中高教員免許(国語)

【趣味】
●きもの:2010年から2018年の足かけ9年間、装道礼法きもの学院大阪校に在籍。
●茶道:1968年頃(中2)から始め、今も稽古に通っています。
●日本舞踊:若い頃に10年ほど稽古し、2013年再開。
●歌舞伎・文楽・能鑑賞:歌舞伎と文楽は1977年頃から、能は2016年頃から。


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